
4連休の初日はおうちでゆっくりと音楽を聴いてます♪
このところ、マイブームになっているのは、SUEOKAさんに手間を取っていただいたイタリアンなロック。
イタリアを代表するプログレッシブバンドがこのPFM。
PFMは、Premiata Forneria Marconi の Three Letter Acronym。
このバンド名の深い意味はわたしにはよくわからないんだけど、Forneriaはパン屋さん、Premiataはプレミア、Marconiはマルコーニさん,という意味です。
何枚かのPFMのアルバムを聴いているのだけど、やはり最も印象的なのはファーストアルバムの"Per un Amico"。邦題は「友よ」。岡林先生を連想するタイトルだけど、中身はとっても上質な音に溢れています。
イタリア語はわからないけど、1曲めから中世を思わせる美しい旋律が流れます、そして2曲目には激しいギターとピアノの絡みから、一転、静の世界へと。
曲の展開がえらく大胆、そして自由奔放なことが一番印象的なところ。
まるでボールを持って駆け上がったサイドバックが、DFを引きつけて大きくサイドチェンジ、スペースが空いたところに上がったリベロがパスをもらう、サッカーで言えば独創的なプレーをする旧ユーゴスラビアのようなロックです(不思議なことにイタリアサッカーには似ていない^^)。
特に4曲めの IL Banchetto(晩餐会)が、わたしの一番のお気に入りです。
ウェットなブリティッシュの音とはちょっと雰囲気の違う、明るく楽しい、そして美しいロックです。イタリアンロックの音に触れたのは今回が初めてなんだけど、この音はティーンエイジャの頃に聞いても良さが理解できなかったかもしれない。
雰囲気としては、ジェネシスとキングクリムゾンとジェントルジャイアントとちょこっと似てるとこがあるかな。オジサンにとっては聴きやすい音です。
他のPFMのアルバムも傑作揃いなんで、また紹介してきます。
Per un Amico
P.F.M
1. Appena un Po' (7:43)
2. Generale (4:18)
3. Per un Amico (5:23)
4. Il Banchetto (8:39)
5. Geranio (8:03)
- Franco Mussida / vocals, guitar (12 String), chitarrone, mandocello, guitar
- Franz Di Cioccio / drums, percussion, vocals
- Mauro Pagani / flute (alto), piccolo, vocals, flute, violin
- Giorgio Piazza / bass, vocal
- Flavio Premoli / spinetta, keyboards, organ (Hammond), vocals, Moog synthesizer, Mellotron, tubular bells, clavicembalo, piano