ドイツ 2-0 イタリア

欧州4強のうち、こてこての強豪同士の対決。どちらのチームも組織的で、完成度の高いチーム。これまでW杯での戦績がイタリアの2勝2分というのが意外に偏っているなというのが試合前。

試合が始まると、どっちのチームもパスがつながるし、パスが速いし、よく走るし、汚いファウルもないし、まさにワールドクラスの試合、って当たり前のことばっかなんだよね^^;。当たり前のことを当たり前にできるのが当たり前なんですが、それがトップクラスですね。

しかし、観客のノリも凄いです。さすが地元、ドルトムントにイタリア人おらんんか?というくらい、みんな立ってる。

ゲームの方はイタリアが押し気味に見えた。トッテイの挨拶代わりのロングから、良い形も何度かあった。ドイツはシュナイダーが準決定的チャンス(?)を逃す。ポドルスキも積極的にシュートを打つ。

イタリアはトニの1トップなんだけど、これは守備的にいく表れ?ジラルディーノが不調ならデルピエロがみたいぞ。

スコアが動かないで前半は終了したんだけど、イタリアは先制点とると負けるような気がする。リードされたときのドイツの強さは半端じゃない、1点、2点はあっという間にひっくり返しそう。かといって、ドイツが先制したらそのまま逃げ切りそうな感じがする^^;。つまり、イタリアの勝つ姿が見えない…。北朝鮮はテポドン発射してくるし....-_-#、なんて思っているうちに前半終了。

後半はドイツが攻勢、クローゼがドリブルで持ち込んでキーパーとの勝負までいった。4年前のクローゼは頭だけと思ってたけどずいぶん化けたなー。

後半に入っても目が離せない展開が続く。さすがに両チームとも運動量は落ちてきた。細かいパスをつなぐ攻撃から、クロスを入れるのが目立ち始めた。と、トッテイがペロッタにキラーパスで完全に抜けた、しかしレーマンがジャンピングエルボー^^;。また延長かぁ...睡眠時間がなくなるー。

延長にはいるやいなやペナルティエリア内にドリブルで持ち込んだジラルディーノのシュートがポストへ。うひゃー...レーマンもびっくり。続いてザンブロッタの強烈なシュート。熱戦の予感が。

その後に、イタリアはデルピエロ、ドイツはヌビルのベテランを投入。しかし点は入らずに延長も終わり近く。
判定があったらイタリアだよなー、PK戦だと勝ったことないイタリアと負けたことないドイツじゃ勝負にならんだろなー、と思ってたら…。

デルピエロの必殺スルーから、グロッソがゴール。終了間際の得点。
そして、前にでたドイツの裏をついて、これぞデルピエロのゴール、というような典型的デルピエロで2点目。

最後の最後で、まさにデルピエロが主役となった試合でした。
震えました、やっぱり凄い。

※後注
 コメントにも書いていますが、最初のスルーパスを決めたのはピルロだったのを、すっかりデルピエロと勘違いしてました。お恥ずかしい…^^;;。ACミランな方、ゴメンナサイ。