イタリア 1-0 オーストラリア

開始早々、衛星画像が途切れるという昔懐かしのトラブルで始まった試合は、ひとつ前の大荒れシケシケの試合をみた後だけに、クリーンさがひときわ目立ちました^^;。ビッグネームと対峙して、オーストラリアは全くの互角です。お互いに攻めてチャンスもあったけど無得点。ファウルも少なく、ボールが外に出てゲームが中断することも少なく、熱戦の結果のスコアレスなんで45分があっというまに経ちました。後半戦が楽しみ。

オーストラリアは良いサッカーしています。このポジションは、日本に来て欲しかったとこなんだけど、思い返すと残念さがこみあがってきますね^^;。

さてその日本代表。胸を張って帰ってきて欲しいと書いたのだけど、それは結果に対して卑屈になることなく、次へのステップに進んで欲しいという意味で書きました。卑屈になることはないけど、今回の敗因はちゃんと分析して、同じ過ちを繰り返さなくするのは当然、企業でいうなら再発防止策という奴。

したら、あろうことか、選手団の団長なる立場の人がやってくれました、自己保身の狸芝居を。失言を装って次期監督にオシムの名を出し、マスコミの批判を次期監督の話題にすりかえる姑息な手段。 スポーツ新聞やワイドショーは見事に引っかかって、代表の試合についてはまったく触れず。

この狸芝居、スポーツ団体の要職にあるまじき、汚い行動です。代表が世界で勝てないひとつの原因はこういうところにあるのかもしれません。フロントが腐ってると批判されていたタイガースを思い出します。

オシムは尊敬すべき監督ですが、こんな狸芝居の担ぎだされるのは当然ながら不本意でしょう。今のJFAの体制下で代表監督になってもできる仕事はたかが知れています。是非、代表の監督を辞退して欲しいです。そして、狸オヤジも失言の責任と取って辞任です。そうすれば4年後のW杯は期待が持てるかもしれない。

反省という言葉を知らない会長の下の日本代表のことを考えると暗澹たる気分になるんで、後半戦に集中しないと。気づけば、オーストラリアのユニホームはオシムが手塩にかけて育てているJEFと同じ配色だ。

と思って試合に集中したら、マテラッティ…。一発赤…。
んー、決定機のファウルだからしょうがないか…、いや、ちょと厳しい。
これでどういう展開になるか、どちらも先制点が欲しいのは当然、1点で試合が決まる可能性が高いです。イタリアが10人で攻撃力が減ったせいか、妙なバランスを保ってで時間が過ぎていきます。どっちもシュートまでいくんで、みていて退屈はしない好ゲームなんだけど、ストレスがたまってきた。コアラがみていたらストレスで死んじゃうかもしんない。

イタリアは王様投入、4年前みたいに退場にはなるなよー。しかし、点は入らず。ロスタイム直前にはアロイージがオーバーヘッド、空振り^^;。これが決まっていたら伝説のスーパーゴールになっていたのに…。

延長かな?きっとイタリアも王様も、延長になるとヒディンクの術中に嵌るという潜在的な恐怖感があるに違いない^^;。と思っていたら、なんとロスタイムにイタリアPK、このPKはちょっと厳しいぞ、オーストラリアにとっては気の毒…。

王様がPKをきっちり決めて、勝負あり。劇的な幕切れでした。オーストラリアにとっては悲劇でした。