それは中学校2年生の冬のある日の出来事。![]()
その日は厳しいバレー部の練習で監督から久しぶり怒られ、
叩かれた。
練習終わっても部室でずっとムカついてた。
部員の同級生が自分に話しかけても
「あー、俺に話しかけんでくれ」って言うくらい。![]()
8時過ぎにみんなで部室を出て、自転車置き場に向かう途中の
暗い校舎の隅で女の子2人が待っている。![]()
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2人とも知っている。2人とも体操部。1人は小学校の時、
同じクラスだった子で自分のことを小学校の時からずっと
好きでいてくれたNちゃん。
とその友達。
自分もその子のこと好きだったけど、
当時は恥ずかしくて会話もその子とろくにしてなかった。
そしてNちゃんが自分に近づいてきて
「身長今何センチになったとー」とか聞いてきた。
練習でムカついてた自分は
「そんな事おまえに関係ないやろー」と大きい声で怒鳴ってしまった![]()
Nちゃんは泣き出し、それを横目で見ながら帰る自分。
次の日そのNちゃんと一緒にいた友達
が俺のところに来て
「昨日はひどいっちゃないとー」と。
確かにひど過ぎる。
「Nちゃんね。ひでっくん(自分のあだ名)がバレー部のキャプテンに
なるだろうって思って、自ら進んで体操部のキャプテンになったとよーー」
だから、昨日のことNちゃんに謝りに行ってよ!って友達。![]()
当の俺はまた恥ずかしいから 「いや、いかん」とか言い出し始末![]()
結局、謝りにも行かず時が過ぎ 中学3年の春。
Nちゃんが変わった。
完全にヤンキーになった。髪を染め、スカートを長くした。
体操部も辞めてしまった。
その後、少し話す事があったけど、あの日のことはずっと謝れずにいた。
Nちゃん成績も良くて、自分がちゃんとしてれば同じ進学校に行けたと思う。
それは自分の思い上がりで自分がNちゃんと仲良くしてたとしても、
そんなふうに結局なったかもしれないし、逆にそんなふうに変わった方が
楽しい人生を過ごしてるのかも分からない。
でも、今でも後悔してるんです。次に日になんで謝りに行かなかったのか。![]()
「昨日は本当ゴメン。今度一緒に帰ろう」ってなんで言えなかったのか。
「思わず言った一言」が相手をすごく傷つけるんですよね。
自分はそうでもないだろうと思ってることが。
ただ、今でもNちゃんにもし会えるとしたら遅そいけど、
本当に謝りたいと思ってる。
おわり。