コールセンター定着率UPコンサルタントのcallstarです。

 

もしあなたがコールセンターで働く管理者で、新人の育成にかかわったことがあるなら、一度はこんな経験があるのではないでしょうか。

 

同じことを言っても、真意が伝わる人とそうでない人がいる、ということ。

 

仮に「この部分は〇〇と案内してね」と言った場合、素直にその通りに言う人やアレンジして言う人、または言わない人もいます。

 

★アレンジして言う人・・・この言い方のほうがもっと良いと考える人

 

→アレンジする人は、「ヨイ出し」の視点で見ると、自立心が強い人で自分で考える力がある人とも言えます。

ですので、私はこういう場合、良くなるように考えてくれたことにまず感謝を伝えます。

その後で「今は」この言い方でやってみてほしい、その結果でアレンジするかどうか考えたい、と伝えます。

アレンジするOPさんは、ある程度自分のトークに自信がある人です。

そこを尊重したうえで、今は決まった言い方で案内してほしいことを伝えます。

ベテランOPにありがちなことですが、この伝え方だと気持ちよく了承してくれることが多いです。

 

☆言わない人・・・その言い方に納得していない、または単に忘れた人

 

→言い方に納得していない人には、「なぜ」この言い方がよいのか説明が必要です。

腹落ちすると言ってくれることがほとんどです。

 

→単に忘れた人には、「慣れてないと忘れることあるよね」とフォローしつつ、可視化できるものを作って言い忘れがないようにサポートします。これで見ながら言うことができるので、特別な場合を除いてはきちんと案内できるようになります。

 

一度伝えて全員が直ぐにできるようにはなりません。

 それぞれの考え方や性格に合わせて育成できるようになると,信頼され愛される管理者になれます。