コールセンター定着率UPコンサルタントのcallstarです。

 

前回の続きです。

 

私についてこれないと言ったのは一人だけでしたが、もう一人もきっと同じようなことを感じていたのではないかと思います。

 

今になって振り返ると、私はあまりにも自分の仕事のことだけ考え、彼女たちの気持ちに寄り添ったり、受け止めたりしていなかったのです。

 

私は今までの自分のキャリアを、すべて否定されたような虚しい気持ちになりました。

 

でもそれは当然のことでした。

 

仕事は一人でやっているわけではなく、たくさんの人たちの力が合わさって成り立っているのですから。

 

こんな当たり前のことに20年前は気付かず、とてもとても思い上がった私でした。

 

その後出産しその会社を辞めました。

 

子どもを毎日公園に連れて行きぼんやり空を眺めていると、あの時の言葉がよみがえってきました。

 

もっと部下を大事にしておくべきだった。

 

申し訳ない気持ちや情けない気持ち、後悔の念でいっぱいでした。

 

そしてもしまたチャンスがあるなら、今度こそ部下を大切にして、あの時できなかったたことをしてあげたいと思いました。

 

でも、この年齢では無理よね、と諦めもありました。

 

私はもう40歳目前でした。

 

 

(次回に続く)