「爆ぜるゲームメイカー」木下半太

復讐もの。不遇になったとき、目の前に莫大な金があったとしたら恨みをはらす？

裏の世界には様々な仕事があり、狂喜は狂喜を喚ぶ。世の中で完璧な嫌われものって難しいよね。ってちょっと踏み外すとありかもなって思わせる。
一気に読める作品ではある。


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「鋏の記憶」今邑彩

この著者にしつは珍しく、どっかほのぼのとした救いのある作品。
サイコメトリの能力を持つ少女が偶然？手にしたものから事件の端緒を読み取り解決する、短編4篇。
まあ、良いですね。多分にご都合はあるものの、サイコメトリやら、同居人が刑事とか否定したら読めないっすからね。

タイトルからはちょいと危ないにおいがするのに、ほのぼのとは、そこまで計算だとするといいよね。（ちなみに「ハサミの記憶」です。）


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「沈没ホテルとカオスすぎる仲間たち」七尾与史

東南アジアのタイ、バンコクにあるバックパッカーの安宿。文字どおり、ドラッグ、性、食癖、暴力とカオス。
端的にいうと数年前にあった消費者金融放火事件をモチーフにしてるんだが、七尾にしてはひねりがない。カオスっていうシチュエーションが書きたかったんだろうな。


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