ふと思ってみる。

 

もし夫が不倫相手とキッパリ別れて

自分の元に戻ってきたとしたら、

その後の日常は一体どんな風になるのか…。

 

 

「これで、元の平穏な生活に戻れる」

「以前のようにささやかな幸せに浸れる」

「これからはうまくやっていこう」

「夫を大切にしよう」

と心に誓うかも知れません。

 

 

でも…

本当に そうなるのでしょうか。

 

 

女と別れた夫は

休みの日は一日中家に居たり

夜も早く帰って来たりして

 

それを望んでいたにもかかわらず

そんな夫が意外に邪魔になったりするかも知れない、と思ったことはありませんか?

 

 

 

ただただ夫の不倫をやめさせることだけに必死になって

その頑張りの結果、

夫は今回の不倫に終止符を打った。

あるいは、打たせた。

 

でも、

 

その後の生活に具体的に思いを至らせる余裕までは、なかったかも知れない…。

 

 

 

 

多くの場合、

不倫をした夫が戻って来たあと

以前と全く同じ関係性を取り戻せることは

ほとんどなくて、

そこから新しく夫婦関係を築き直さなければならないという、

面倒臭くて、大袈裟に言うならば

「気の遠くなるような共同作業」が待っているかも知れないのです。

 

 

つまり結局、

思ったほどの幸福感は得られないかも知れない…。

 

 

 

 

やり直すつもりなら

そんなことも踏まえた上で、

 

遠い未来を見据えて

今までの後悔や失敗から学びながら

やっぱり自分の気持ちを第一に考え、

 

流行りの言葉で言うなら

「自分ファースト」で頑張った時、

 

肩の力が抜けた幸せ とでも言うような幸福感が手に入るように、私には思えるのです。

 

 

街中や、観光地、温泉街、リゾート地などで
不倫カップル(と思しき男女)を目にしたことはありませんか?


彼らは正々堂々とあちらこちらに現れて、
ニタニタし合ったり
逆に、切ない表情で見つめ合ったり
時に、わざとらしくイケナイ気配を漂わせたりします。



まるで物語の主人公にでもなった気持ちでいるであろう彼らは

「なんて哀れなカップル」
「薄汚れた負のオーラを放っている」
「あぁ、汚いものを見てしまった」

と、周りから軽蔑の眼差しとともに
ため息をつかれているのを知りません。



どんなに身なりに気を付けていても
不潔な印象を与えてしまっているカップル。

いるだけで
周囲の空気をよどませてしまう二人。

それが、不倫バカップル。



ナルシストでいられるのは今だけ。



周りの人にだけ
彼らの行く末が見えているのです。

バクバク、ワナワナ、プルプル、クラクラ、ムカムカしながら証拠を集める。

何のためか。

夫の行動を把握して首根っこを押さえるためと
それに伴う慰謝料請求のため。
ガッポリ請求して、
一発であいつらを奈落の底に落とすため。


と、最初は思っていた…。


でも、
慰謝料なんて、
ガッポリどころか微々たるもので、
不倫相手から奪うはずが、結局 支払うのは夫だったりする。

そして、
証拠を目の前に突き付けられた夫は?
妻の一発であっさりノックアウト?
即 心を入れ替えて
「もうしない」と心底謝る?

もし夫が心から反省して、すぐ女と別れて、
何事もなかったかのようにその後も結婚生活を続けられるとしたら、
多分、あなたはそんなに悩まずに済んでいるはず。

だから、
そんなにうまく行くことは、多分ない…。

サレ妻の経験をちょっとだけ積めば、
切ないことに
そんなことが、すぐ理解できてしまう。



証拠を探せば、当然、
知らずに済んだかも知れないことも目にする。
罪悪感も、感じないわけではない。
でも、やめられない。

プライバシーを覗き込んでいる自分に言い訳をしながら、
腹が立つだけではない自分に気付いたりする。
やっぱり
普段知り得ない夫の行動は興味津々なのだ。
だからこそ「自分がされたら、嫌だろうなぁ」とも思う。

けれど、思い直して
もしもの時の証拠集め、と自分に言い聞かせながら続ける毎日。


空しくても、
将来何かの役に立つかも知れない証拠。
役に立たないままで済むかも知れない証拠。

どっちを望んでいるのか
自分でもわからなくなる。



やがて…
そうやってることが面倒になってきて
証拠集めをやらなくても不安がなくなってきて
つまり、
少し楽になってきたなと自分で思ったら…


そしたら、やめればいいこと。


今、必死になって証拠集めをしていることも、
きっと何らかの形になって
明日につながっていくはずだと思うのです。


夫のあらゆる手がかりから不倫の証拠を集める。

探していたはずなのに、
それを目の当たりにするといつでも
心臓はバクバク、手はブルブル震え、頭はクラクラする。

でも、やめられない。
やめてなるものかっ。

まるで探偵のように
あさる、見つける、追いかける。
鬼の形相で。




見てろよぉ!!
慰謝料ガッポリ取ってやるから!
職場に言いつけてやるから!
絶対ギャフンと言わせてやる!
私というものがありながら、
おまえなんか
いっそ、死んでしまえ~~~!!!


黒い妻、全開です………。




……でも、
………わかっている。




不倫の慰謝料なんて微々たるもの。
それに
そんな汚い金
もらったところで、どうする。

職場にばらすのは
天に唾するようなもの、だったりもする。

万が一、女と一緒に死なれたりしたら
後味が悪い、などでは済まされない。


むなしい証拠集め。
恐ろしいことを考えている自分。


ふと我に返り、
そんな自分が嫌になったとしても…、

黒い妻で、何が悪い!


夫の不倫を知った妻は
嘆き悲しむだけではないはず。
両手で抱えきれないほどの怒りでいっぱいになる。

黒い妻、大いに結構!



自分の内側にこもって、
ただひたすら自分だけを責めて
心を病んでしまうことなどないように、

怒りを上手に爆発させるのも
イイ女っぷりだと思うのだけれど。



少し楽になってきたかな
と思って、
でもやっぱり怪しい態度の夫の行動が気になって
久々に証拠探しをしてみた…


案の定、
思った通り、
外れて欲しい勘が当たって
夫の不倫の形跡を見つける…


楽になったつもりだったけど
やっぱりダメ。


こんなに一生懸命に自分のために努力しているはずなのに
心は思うように進展していないんだと
情けなくなる。



しんどい…。

悲しい。

不倫をやめない夫が憎い。



おさまっていたはずの感情が、ムクムクと頭をもたげてくる。

どうやって懲らしめてやろうか。
どうしたらこの辛い気持ちを、バカな夫にわからせることが出来るのか。

と同時に、たじろぐ自分もいる…。
こんなに頑張っているのに……。



そんな気持ちになった時、
どうする?



その場で立ちすくんだとしても、
悲しみや怒りを抱いている自分を優しく抱きしめながら
過去に同じ気持ちになった時の自分を思い出してみると、
同じ怒りや悲しみのはずなのに
当時よりは幾分穏やかになっていることに気づくかもしれないし、
怒りや悲しみの感情に囚われる時間が
以前よりはるかに短くなっていることに気づくかも知れません。



それって、なんだかんだ思ったとしても
あの頃より心が成長した証拠ですよ、きっと。



不倫バカ夫が、
自分の悪行を振り返り反省して
まともになるとしたら
愚かな行為に自分自身で気づくことしかない。
でも、一生気づかないかも知れない。

だったら、
そんな意識低い系の夫の行動に一喜一憂するよりも

やっぱり焦点は
今まで通り自分自身に定める。

それが一番! だと思うのです。

そうやって頑張ってる妻は
たくさん、いるはず。

決して、一人ぼっちじゃないよ!

今置かれている困難な状況から抜け出す努力を
見ず知らずの妻たちもやっているんだと
自分を勇気づけてあげて下さいね。

がんばろ!