...ある物。俺はその「ある物」は昏倒を治すために存在するものであるとだけ考えていた。
だが...桐生によるとその「ある物」はその昏倒した意識の在処に生身で侵入するための物だという。
おそらく、母さんもあの中にいるのであろう。俺は見つけていかなければならないのであるが
どうもさっきの碌寺の発言が気になるのである。「勝手にさがせばいい」
この発言をするということは何かしらの言えない事情があるのであろう。
まぁそんなことわからないが...。
さて...寝るか...。いろいろありすぎた。
----------------------^-^-------^-^-^^-^--------------------------------------------------------------------------
----------------
------
---
--
-
ピィーーーーー...
「午後11:49、ご臨終です」
「いやああああああああ。 純、じゅんんんんん」
「起きろよ純!まだお前にはやり残した事があるだろ!」
男性と女性がベットに寝ている陰も形もない少年だった「亡骸」を抱えている
俺は、何も言わず、ただ涙を流していた。
この人達は...だれなんだ?
ふと思いついたように男性が俺の方を向いた
「お前が死ねば良かったのに...」
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
----------------
-------
---
--
-
「はっ!.......何だ。夢か...」
最近夢をよく見る。しかもその夢は繋がっている。
其の夢の内容は大体こんな物だ。
俺はよしと呼ばれている。夢ではもう一人。純というおそらく同い年であろう少年が出てくる。
恐ろしいようだがその夢には俺ら二人以外全員顔が無い。だけど普通に。ごくに平凡な世界だ。
そんな夢が続いたが、昨日、桐生と話した後に見た夢によってすべてが変わった。
いや、終わったという方が正しいのか...その純という少年はトラックに轢かれ亡くなった。
さっきの夢はおそらくその続きであろう。しかしここまでリアリティのある夢は見た事が無かった
俺には非常に新鮮な体験であった。かといってそのような経験をした覚えはないので追憶夢ではない
と言う事は推測できる。
まぁそんな悪夢のせいで早起きになったが...今の時間は5:30。ちなみに昨日寝たのは 0:04ごろ。
寝付きがいいからベットに入った時間+5分が俺の就寝時間だと考えてもいい。
まぁそんなことはどうでもいい。最近俺は日常を事細かく思ったり説明してるが普段は案外なにも
考えない方だ。
「さて...風呂にでも入るか」
あらかじめ6:00に沸かすようにしてたのでそろそろいいはずだ。
さて...今日も頑張るか
外はやはり寒かった。両手のボストンバックの重みを感じながら俺は緋子の到着を待った。
【#22 大蛇と名乗りし者】中編へ続く