ヘルメス 出典:Wikipedia
ギリシャ神話に登場する神、ヘルメスは、オリュンポス12神のひとりです。
旅人、商人などの守護神です。流れや万物流転の神とも言われています。
ゼウスとマイアの間に生まれました。![]()
ゼウスはオリュンポス神族の伝令となる神を作るため、妻ヘラに気付かれないように夜中にこっそり抜け出し、マイアに会いに行きます。
そのことで泥棒の才能を、また、ヘラに隠し通すことで嘘の才能をヘルメスが持つように狙い、子供を作ります。![]()
そこで生まれたのがヘルメスでした。
ヘルメスは早朝に生まれますが、昼にはゆりかごから抜け出し、すぐにアポロンの飼っていた牛50頭を盗みました。![]()
ヘルメスは自身の足跡を偽装し、さらに証拠の品を燃やして牛たちを後ろ向きに歩かせ、牛舎から出た形跡をなくしました。
翌日、牛たちがいないことに気付いたアポロンは不思議な足跡に戸惑いますが、占いによりヘルメスが犯人だと知ります。
激怒したアポロンはヘルメスを見つけ、牛を返すように迫りますが、ヘルメスは「生まれたばかりの自分にできる訳がない」と嘘をつき、ゼウスの前に引き立てられても「嘘のつき方も知らない」と言いました。
それを見たゼウスはヘルメスに泥棒と嘘の才能があることを見抜き、ヘルメスにアポロンに牛を返すように勧めました。
ヘルメスは牛を返しますが、アポロンは納得がいきません。
ヘルメスは、生まれた直後に洞穴で捕らえた亀の甲羅に羊の腸を張って作った竪琴を奏でました。
それが欲しくなったアポロンは牛と竪琴を交換してヘルメスを許し、さらにヘルメスが葦笛をこしらえると、アポロンは友好の証として、自身の持つケリュケイオンの杖をヘルメスに贈りました。
このときアポロンとお互いに必要な物を交換したことからヘルメスは商売の神と呼ばれ、生まれた直後に各地を飛び回ったことから旅の神にもなりました。![]()
ヘルメスはヘラの息子ではありませんでしたが、アレスと入れ替わってその母乳を飲んでいたことが分かっていたので、ヘルメスに対して情が移り、彼を我が子同然に可愛がっていました。![]()
ヘルメスと母マイア 出典:Wikipedia

