『季節の正しい移り変わりを司る3柱のホーライと
人間社会の秩序を司る3柱のホーライ』
出典:Wikipedia
ホーラは、ギリシャ神話に登場する、季節と秩序を司る、時間の女神たちです。
ゼウスとテミス(父ウラノス・母ガイア)との間に生まれた子供たちです。
古くは気象的性格を持つ女神たちで、雨を降らせることで花を開花させ、果実を実らせたので、春と夏の季節を象徴しました。
やがてホーラたちは季節の規則正しい巡りと自然の秩序を司る女神と見なされるようになりました。
ホーラたちは、いろんなことをやっているんです。
⑴神々がオリュンポスから戦車に乗って外出する際、天界の門の雲を掻き分けちゃいます。
⑵アプロディテがキュプロス島に上陸すると、彼女を着飾らせ、オリュンポス山に連れて行っちゃいます。
⑶ゼウスがパンドラを地上へ送った時、彼女の頭を花飾りのついた冠で縁どりしちゃいます。
⑷神々の宴会で踊っちゃいます。
などなど。
ホーラたちは、ヘラあるいはアプロディテの侍女であり、ディオニューソス、ペルセポネ、デメテル、アポロンなどにも従いました。
それゆえ彼女達は、花あるいは植物を手にした優雅な三人の美しい乙女の姿で表されます。
では、ひとりひとり見ていきましょう。
エウノミア
秩序の女神と言われています。
ディケ
正義の女神と言われています。
人類を見守り、人類が不正を働いた時にはこれをゼウスに訴えると言います。
エイレネ
平和を司る女神です。
タロ
開花・芽生えを象徴する、春の女神です。
アウクソ
美と生長を象徴する、夏の女神です。
エウポリア
大地の潤沢・豊潤・豊饒を司る女神です。
オルトシア
大地の繁栄を司る女神です。
ペルサ
本質・実り多き者を象徴する女神です。