『アガメムノンの墓前のエレクトラ』
出典:Wikipedia
エレクトラは、ギリシャ神話に登場する女性です。
ギリシャ神話の中で、「エレクトラ」という名前の女性は、複数人います。
アガメムノンの娘
ミュケナイ王アガメムノンと王妃クリュタイムネーストラの娘。
エレクトラはミュケナイの王女でしたが、父王アガメムノンが、母クリュタイムネストラの愛人アイギストスによって、トロイア戦争から凱旋した夜に殺害されたため、ミュケナイを脱出しました。
クリュタイムネストラとアイギストスは、アガメムノンが戦利品として連れ帰ったイリオスの王女で予言者のカッサンドラをも殺害します。
8年後、エレクトラはアテナイから、弟のオレステスとともにミュケナイに戻りました。
エレクトラとオレステスは、アガメムノーンの供養に来て、オレステスがどのように復讐を遂げるかの計画を練りました。
ピュラデスとオレステスが、エレクトラの手引きにより、クリュタイムネストラとアイギストスを殺害したのでした。
その後、オレステスは母殺しの罪から狂気に陥り、家族へのあらゆる冒涜を罰する復讐の女神エリニュスに追われます。
しかしエレクトラ自身はエリニュスの追跡の対象とはなっていませんでした。
オケアノスの娘
オケアノス(父ウラノス・母ガイア)とテテュス(父ウラノス・母ガイア)の娘です。
夫タウマス(父ポントス・母ガイア)との間に
イリス(虹の女神)
ハルピュイア(女面鳥身の伝説の生物)
アエロ(突風の神)
オキュペテ(疾風の神)
が生まれました。
アトラスの娘
巨人アトラス(父イアぺトス・母クリュメネ)とプレイオネ(父オケアノス・母テテュス)の娘です。
プレイアデスの1人。
ゼウスとの間にイアシオンとダルダノスを生みました。