コロニスを殺害するアポロン
出典:Wikipedia
コロニスは、ギリシャ神話に登場する女性です。
ギリシャ神話の中で、「コロニス」という名前の女性は、複数人います。
アポロンに愛されたコロニス
このコロニスは、ラピテス族の王プレギュアスの娘で、夫はアポロン、息子は医術の神アスクレピオスです。
アポロンは、一羽のカラスを使いとして妻コロニスとの連絡係にしていました。
このカラスは言葉を話し、その羽は純白でした。
あるとき、カラスがコロニスの浮気をアポロンに告げました。
怒ったアポロンはコロニスを矢で射殺してしまいます。
しかし、カラスがうっかり者で早とちりをして、アポロンに報告していまったのです。
アポロンはカラスに罰を与えます。
カラスから言葉を取り上げ、白い羽を真っ黒に変え、天空にさらして償わせました。
コロニスはアポロンに、身ごもっていることを告げて死んだため、アポロンは胎児を救い出してケンタウロスの賢者ケイロンに養育を託しました。この胎児がアスクレピオスです。
ポセイドンに求愛されたコロニス
このコロニスは、 ポーキス人のコロネウスの娘です。
ポセイドンに求愛されますが、それを拒み、逃げているときにアテナによってカラスの姿に変えられてしまいました。
オリオンの妻
このコロニスは、オリオンの妻で、コロニスたちと呼ばれる2人の娘たちメティオケ、メニッペの母です。
ディオニュソスの信者
このコロニスは、テッサリアでディオニュソスを祭っていた信者の1人です。
ボレアスの子のブテスにさらわれてナクソス島に連れて行かれましたが、コロニスがディオニュソスに祈ると、ブテスは狂気につかれて水死したと言われています。