ゼウスとレトの子アポロンは、一羽のカラスを使いとして妻コロニスとの連絡係にしていました。
このカラスは言葉を話し、その羽は純白でした。
あるとき、カラスがコロニスの浮気をアポロンに告げました。
怒ったアポロンはコロニスを矢で射殺してしまいます。
しかし、カラスがうっかり者で早とちりをして、アポロンに報告していまったのです。
アポロンはカラスに罰を与えます。
カラスから言葉を取り上げ、白い羽を真っ黒に変え、天空にさらして償わせました。
このカラスの姿が現在のからす座である。
一説には、からす座のすぐ近くにコップ座があるにもかかわらず、そのくちばしは永遠にコップの水に届かないという。
からす座とコップ座 出典:Wikipedia