出典:Wikipedia
ネメアの獅子とは、ギリシア神話に登場するライオンです。
ネメアの谷に住み着き、人や家畜を襲ったと言われています。
母・エキドナと父・テュポンとの間に生まれた子供たちのひとりです。
一説では、オルトロスの子とも言われています。
ヘラクレスの最初の功業
ヘラクレスの12の功業の最初の難行はこのネメアの獅子を殺して毛皮を持ち帰る事でした。
ネメアは、刃物を通さない強靭な皮を持っており、ヘラクレスは矢を撃ち、次いでこん棒で殴りましたが、毛皮には傷一つつかなかったそうです。
ヘラクレスは、こん棒で殴ってネメアを悶絶させ、洞窟へと追い込みました。
そこで洞窟の入り口を大岩で塞いで逃げられないようにし、3日間格闘の末に、獅子の首を締め上げて殺したそうです。
その後、ネメアの獅子は動物の王としてゼウスによって空に上げられ、星座の一つである「獅子座」になったと言われています。
ヘラクレスは、獅子の皮を獅子の足の爪で引き裂いて服を作り、肉は食べたと言います。
その後、ネメアの獅子は動物の王としてゼウスによって空に上げられ、星座の一つである「獅子座」になったと言われています。
また、ネメアの獅子の毛皮に包まれた者は不死を授かるという伝説も生まれました。