1月の誕生石はガーネット。
実は、誕生日の石もあるんです。
正確に言うと、石じゃない日の方もいらっしゃいますが
1月7日の誕生日石は、アンモライトです。
アンモナイトは古生代デボン紀から中生代白亜紀末に海中に生息していた頭足類の絶滅種です。
アンモライトは白亜紀(6500万年~1億3500万年前)の後期に生息していたアンモナイトが化石化する過程で、その殻表面のアラゴナイトが表面に付着して、何千万年の間、地中内の鉱物や圧力により影響を受け、虹色の効果を発する化石宝石です。
アンモライトは、ひとつとして同じ表情を持つことなく、見る角度によって様々な色彩が煌めいています。
世界ではじめて発見したのは、北米大陸の先住民族ブラックフットインディアンと言われています。
最初は「イニスキン」または「バッファローストーン」と呼ばれていました。
部族がバイソン(野牛)の狩猟に出かけるとき、バッファローの皮でその石を包んでいったことから「バッファローストーン」の名がつけられたのです。
また「バッファローストーン」を持っている人には「幸運」と「強い力」が与えられるなど非常に神秘的な存在でした。
アンモライトの意味
7色に輝くアンモライトは、様々な光を内包し、持ち主を幸運に導いてくれる石です。
また、何億年も前に形成されたアンモライトは、過去の思い出に縛られず、7色の光で前に進む事を促してくれる石と言われています。
★アンモライトの名前の遍歴★
1908年、国立地理調査団がアルバータ州のセント・メリーズ河に沿ってアンモナイトの鉱化した化石(アンモライト)を発見しました。
1977年、KORITE(コーライト社)が設立されると、アンモライトは「コーライト」の名前でアメリカや日本にもたらされました。
1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)が、この天然を「アンモライト」と命名し、以後、この名が公式の名となりました。