5月の代表的な誕生石は、みなさんご存じの翡翠(ひすい)です。
翡翠には、ジェダイト(翡翠硬玉)とネフライト(翡翠軟玉)の2種類あります。
この2つの石は鉱物的には違う石ですが、見た目がとってもそっくりで昔は同じ石と考えられていました。
翡翠は、原石が美しい「翡翠(カワセミ)」をイメージさせることから「翡翠玉」と呼ばれるようになりました。
その名前が中国から日本へと伝わってきたと言われています。
翡翠と言えば、ほとんどの方がグリーンの宝石をイメージすると思います。
実はカラーバリエーションも豊富で、グリーン以外にもラベンダー、赤、白、黄、オレンジ、黒などと豊富な種類の翡翠があるんですよ。
その中でも濃いエメラルドグリーンを持った最高品質の翡翠は『琅(ろう)かん』と呼ばれています。
透明度が高く、鮮やかなグリーンを持った琅かんは、『インペリアル・ジェード』と呼ばれ、翡翠の皇帝とされているんです。
日本でも、縄文時代から勾玉(まがたま)として使用されていたことはご存知でしょうか。
世界各地のいろいろな民族が、『魔法の石』としてこの石を崇めてきたと言われています。
翡翠(ひすい)の意味
天然石 翡翠は、人生の成功と繁栄を守護する石。
縄文時代から勾玉として使用され、災いや不運、呪いから身を守り、持ち主の身の安全を守ってくれると言われています。
冷静沈着さと忍耐力を養い、人徳を高める手助けをしてくれるでしょう。
浄化作用が強く、ヒーリング効果もあるようです。
5月の誕生石・4月20日の誕生日石でもあります。
翡翠(ひすい)の仲間の誕生日石
翡翠にはたくさんの種類の仲間がいます。
それぞれ誕生日の石ってあるんですよ。
1月1日…翡翠(ろうかん)
4月20日…硬玉翡翠(ジェダイト)
11月14日…ラベンダー・ジェイド
12月3日…ホワイト・ジェダイト
12月13日…ネフライト
12月23日…オレンジ・ジェイド
色んな色があって、どれもキレイですよ。
★ちょこっと神話★
ネイティブアメリカンは、この石に彫刻を施し『聖なる護符』としました。
スペイン人は、中央アメリカ遠征の時にこの石を発見して以来、お守りとして大切にしてきました。
古く中国では、五徳(仁・義・礼・智・信)を高めるとされ、正妻に翡翠を贈り、第二夫人にはダイヤを贈ったとされています。
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