私は、小説って読まない人なのですが、本屋大賞受賞作品というところに惹かれて買ってしまいました。
タイトルの意味が 不明ですが、調べてみると…
「天下を取る」とは、主人公・成瀬あかりが周囲の評価に左右されず、自身の興味や目標に忠実に生きる姿勢を意味します。彼女の型破りな行動や発言は、読者に「自分らしさ」を追求するメッセージを伝えています。
と出てきました。でも、私は 突出した「個」を持つ成瀬と交流する友人・家族が、成瀬に刺激を受けて、自己を変容・成長させていく過程を描いた物語…と思いました。その成瀬も 巻末には 周囲の影響を受けて 柔らかさを 感じさせていました。
そして、この物語の背景は コロナによるパンデミック。人々が孤立して自己を見つめ直し、他人との交流の中でこそ 自己が成長できる…ことを実感した時代だったこともあるのだと思います。
そして、続編。パンデミックという背景は無くなったのか…と思わせておいて、巻末の物語は パンデミック後に 訪れたスタンプラリー・ブームがバックグラウンド。成瀬の成長・変容とともに、周囲の人々の生き方に 力強さが加わっていくお話でした。

