異端のチェアマン③ | かりんとうのつれづれ日記

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日々のことを 思うままに 書いていきたい…と 思っています。

 今、YouTubeで話題の安芸高田市。市長と議会(の反市長派)が対立をして「混乱」している…と言われています。


 問題の根が分からなかったので、先の夏に 20〜30時間をかけて いろんな動画を見てまわりました。市長さんは、事前に議員への根回しをやめて、議場で(市民の目の前で)議論をしましょう…という主張をされています。


 なぜか?「河井事件」で 安芸高田市の市議が三人辞職しています。それは、市長と議員が 根回しを通じて 裏でつながり、関係性が 曖昧になっていく中で起こったことが原因。市長は そう見えている訳です。ですから、二度と河井事件のようなことが 怒らないようにするために、根回しをせず、市民の前で 正々堂々と 議論を尽くしましょう…という主張のようです。


 つまり、「ムラの掟」を「マチの論理」に変えていこう…という主張なんだと思います。


 前チェアマンの村井が、極力 情報を 表に出そう…という姿勢だったのは、リクルート事件を目の当たりにしたからだと、書では主張しています。


 2021年。コロナ禍の中、東京オリンピックは 実施されました。この時期、Jリーグは 人数制限をしてでも 無観客試合を避け、感染対策の基準を設定しては その結果を開示していく。その中で 得た成果は オリンピック実行委員会にも 提供されていました。そこには 村井の オリンピックは無観客で行うべきではない、というメッセージがあったはず。


 しかし、橋本聖子委員長以下、体育会系の上下関係重視、隠蔽体質の実行委員会は無観客を決定。残念な結果になりました。オリンピック後、贈収賄事件が起こったことからも、それが 裏付けられた気がします。


 このブログでも 一度 指摘させていただきましたが、女性で若いから…というだけで トップを決めてしまうと、こういう結果になってしまうのだと思います。やはり、あの時の選択は、橋本聖子ではなく、川淵三郎の一択だったと思います。


 川淵三郎だったら、有観客で行われ、贈収賄についても あんな結果にはならなかったはず。トップは 年齢や性別で判断すべきではない、と思います。


 異端のチェアマンは スポーツ界の「ムラの掟」を「マチの論理」に変えていく 第一歩を 踏み出す役割を果たした…と思いました。

(おわり)


 私の つまらない 読後メモに お付き合いいただきまして、ありがとうございました。