ラグビーの話は 今回で 最後にしようと 思います。もう少し お付き合い いただければ 幸いです。
ここで 何度か 書きましたが、「ラグビーは 貴族(gentleman )のスポーツである。」と 言います。それは 実は とても 大きな意味があるのでは…と 思っています。スポーツにおいて、そのバックグラウンドには 大きな意味があると思うからです。
ただ、ラグビーという「激しい」スポーツを 観ていていると、私の中では「貴族」というイメージとは、なかなか 結びつきませんでした。
それは、日本の平安貴族のようなイメージが 私の中に あるからだ、ということに 気づきました。
貴族には 相手を 力でねじ伏せる力が 求められたのでしょう。領民を「支配」するため。あるいは、周囲の貴族から、自分の領地・領民を「守る」ため。
そのためには、gentle (上品な・優しい・温和な)とは 正反対の 猛々しさや 激しさが 求められたのでしょう。それを 磨く伝統が 貴族にはあり、それが ラグビーというスポーツを 生み出したのかも しれません。
今でも 厳然として「階級」が存在するヨーロッパ。それを 是とする論理を 維持するヨーロッパ。そこには、力と力が ぶつかり合う 歴史が あったのでしょう。
他のスポーツと違って、国籍による代表チームではなく、所属するクラブの協会によって 代表チームが 作られるのは、こういった歴史が 背景にあるのかも しれません。
そこに居る者が 団結して(スクラムを組んで) 敵と戦わなければ、何も 守ることができない。そのリアリティが 生み出したルールのような気がします。