以前、世界遺産の登録によって、観光客が押し寄せ「遺産」を 壊しかねない事態を 引き起こしていることについて、記事を 書かせていただきました。
また、「遺産」自体を 壊すだけではなく、観光客が来ることで、外来種が 侵入し、それが 固有種を 駆逐してしまう…という問題についても 触れさせて いただきました。
今回、百舌鳥・古市古墳群が 世界遺産に 登録されました。日本史の教科書には 必ず その写真が 登場します。
いつも 気になっていたのは、古墳の周りに 住宅が 所狭しと 密集しているところです。
先日、今回の世界遺産への登録申請に あわせて、テレビで 百舌鳥・古市古墳群の特集が 放送されていた番組を 観ました。
高度経済成長を迎えようという時期に 新興住宅地が 次々と 作られていく中で、百舌鳥・古市古墳群の古墳が 壊されて 住宅にされているという事態が起こりました。
これ以上、古墳が 破壊されてしまったら、「古墳群」としての価値がなくなる。そう感じた考古学者が 住民運動を 起こして、古墳の保護を訴え始め、それが 実を結び 現在に至る…という内容だったと思います。
そういう意味では、地域開発と 文化財保護の在り方を 考える上で、今回の世界遺産の登録には 意味があった…と 思います。