長男の部屋に 本を置いておくと、勉強をせずに ずっと 本を読むことがあるので、リビングの棚に まとめて置いています。ですから、勉強に嫌気がさすと、部屋から出てきて 本を片手に 身体を横にします。
時間が経つと、私が 部屋に戻るように 促します。不機嫌に 本を キッチンのカウンターに 置いて、長男は 部屋に戻ります。そのままにしておくと、いつの間にか 長男が 本を 部屋に持ち込みますので、私が 棚に戻しておきます。
ですから、今 長男が どんな本に 興味があるのか、分かるわけです。大抵は お小遣いで 買った本で、映画やドラマの原作本が 多かったりします。面白かった本は、何度も繰り返し読んでいるようです。
ところが、最近 見慣れぬ本がありました。宮部みゆきさんの『ブレイブ・ストーリー』。
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実は、この本は 私が 買ったものです。長男が 幼い頃。ようやく アニメーションを 見るようになり始めた頃。いつか、子ども達が見るかもしれない…と思い、テレビで放送されるアニメーション映画を 録画しては、DVDに ダビングするように なりました。
そんな中で見た映画が 『ブレイブ・ストーリー』。
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主人公の両親が離婚し、そのため 母親が 自殺未遂。その現実を 受けとめられない主人公は、異世界へと行き、5つの宝玉を 手にすると、願いごとが一つだけ、「女神」が かなえてくれることを 知ります。
家族を もとに戻すため、主人公は 異世界を 旅し、異世界の仲間の助けを 得ながら、ついに 5つの宝玉を 手にします。しかし、5つ目の宝玉を 手にした時、異世界が崩壊の危機を迎えました。
主人公は 一つしかできない「女神」への願いごとを、異世界の仲間を 救うことに 使います。
例え、家族を もとに戻すことに、願いごとを 使ったとしても、その先、人生には 思うようには ならない 出来事に 直面するだろう。その度に、「女神」に お願いするわけには いかない。
楽しさと同じくらい、悲しみは 訪れる。喜びと同じくらい、辛さは 訪れる。幸せと同じくらい、不幸は 訪れる。それが 人生。
生きていく中で、繰り返し訪れる困難に 逃げずに 立ち向かうことの大切さを、異世界の仲間達は 教えてくれた。だから、今度は 僕が 仲間達を 救う番。そう主人公は 決断します。
長男に 一番見て欲しい映画。そう思い、原作を 読むことにしました。
幼い頃の長男に 何度か 映画を見せようとしましたが、映画の冒頭のところが 怖い…と言って、見ようとは しませんでした。
それから 十年後。私の本棚にある 原作本を手にとり、夢中になっている長男の姿が あります。
『面白いか?』
『うん。』
『映画化されているのは、知っているか?』
『そうなの?』
長男が 読み終わったら、一緒に 映画を 見てみようと 思います。

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