私が 小さい頃のお話。
幼稚園で 母の日だから 手伝いをしなさい…と 言われた私は、初めて 包丁を握って カマボコを 切り始めました。
誤って 包丁の刃が、私の左手の人差し指に。詳しくは 書きませんが、今 指が動いていることが 不思議なくらい、ひどい 怪我でした。
それ以来、私は 包丁を握ることを 親から禁じられました。再び 包丁を 握ったのは、大学生になって 一人暮らしを 始めた時。一年生の間は ずっと 自炊でした。
しかし、二年生になると、アルバイトなどが 忙しくなり、面倒くさくなって、いつの間にか 止めてしまいました。
それでも 簡単なことは 覚えているもので、結婚して 嫁さんと アパート暮らしをしている時は、時折 料理を 作ったことも あります。
ところが、家を建てて、ガスコンロではなく IHに したことで、使いづらいことから 包丁を握ることを 止めてしまいました。
それに 二人の子ども達が 生まれて、その世話と 仕事の両方で、とても 料理を作る気持ちには なれませんでした。
二人の子ども達が、成長してきて 余裕ができ始めると、子ども達が 寝静まった後に、嫁さんと 二人で晩酌を するように なりました。
最近は、スーパーや ドラッグストアが、深夜0時まで 開いていることもあり、お酒や つまみを 夜に 出かけて 買いに行くことも 多くなっていきます。
頻繁に そんなことを していると、お惣菜や 豆腐・冷凍食品には 飽きがきます。かといって、毎日 お弁当をつくっている 嫁さんに 晩酌のつまみまで 作らせるのは 申し訳ありません。
深夜でも、スーパーでは 肉や 野菜を 売っているわけですから、私が 切って焼けば いい。そんな風に 考え始めました。
でも…。一日の疲れを癒すための晩酌のつまみが 不味いのも 嫌だし、嫁さんに もうすぐないかな…。と思ってしまい、なかなか 一歩が踏み出せません。
ある日、夜のスーパーで 美味しそうな 鶏の砂ずりを 見つけました。そして、別の場所で フライパンで焼けるシシャモ…。私の大好物です。
共に フライパンで 簡単に できるかも。そう考え、思い切って 買い物カゴに。
帰宅して 早速 焼いてみました。出来上がりは…。焼き鳥屋さんって、偉大だと思いました。
私も 何年か すれば 定年退職。何も 作れなくて 困るのは 自分です。少しづつでも、慣れていきたいものです。自分の世界を 広げていくためにも。