初心に戻ろうと、高校時代に学んでいた団体の競書誌を外の物置から引っ張り出してきました📦

私の中でペン字と聞いて頭にパッと浮かぶのはやっぱりこの先生の字なのです。



当時は10級(新規)から行草書&連綿というスパルタ手本で、私はこのペン字課題で草書は文脈で読むということを教わりました。

お手本に釈文はなく、当時はネットですぐに元の文章を調べられる環境でもなかったので読むしかなかったともいえます。

高校の先生が一冊持っていていいよと貸してくれた学校備品の五体字類だけを頼りに書いていた懐かしい時代です。

ちなみにこちらは芥川の「枯野抄」。



ペン字はお手本をコピーせず、本誌のお手本を行毎に折って書いていたようです。

また、お手本に中心線を引いたり、中心線を引いた下敷きを使ったりして書くという概念がなかったといいますか、中心線を引くのは有り得ない、罫線を見れば行の中心は取れるでしょ?という教え方でした。

それに加えて私の先生は、ペン字の添削は必要ないと見てくれませんでした。

あの頃は書道がメインでペン字は息抜きに書く程度だったせいもありますが、良くも悪くも大らかが過ぎる😂

その反面教師が私です。



引っ張り出してきた競書誌の結果に旧友たちの名前があって、

「教室行けてる?」「行けてない。」とか、

「先生は書け書け言うけど、そんな時間ないよね…。

一体いつ書けと…。」

なんて話を学校でしていたなぁ!と思い出しました笑

いろいろ忘れてしまっています。

感覚的にはついこの前だけど、30年近く前の話ですものね。

30年!?!?!?

ペン字の課題を3年分コピーして、思い出はまた物置にしまってきました😌