光の7月号
いつもに増して取り組みが遅く、ボロボロでした
今年になって他にやりたいこと、やるべきことが見えて来たので、今はそちらに重点をおいています。
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私が書いたものを見て、
「こんな風に書きたいな〜」
「こんな字になりたいな〜」
と、一人でも思ってくれたらいいな。
そしてペン字を学び始めてくれたらいいな。
そして、そう思ってもらえるようなものを書くのが「師範」だと思うのです。
手書き文字に興味を持ってもらう、継承に繋がるようなことをする。
それが役目の一つ。
自分の技能向上だけを考えていてはいけないな、と。
昭和のペン習字ブームの時代をご存知の先生方は現状を危惧なさっておられることでしょう。
おそらく昭和の末に生まれた人達が「字を習っている人がいっぱいいた」ことを知っている最後の世代かな?と思います。
また、アナログとデジタルを同時進行で覚えていった最初の世代かもしれません。
私も中学時代、プログラミングの授業と書写の授業がありました。
やっていることが相反しすぎる、これからどんな世の中になるんだろう、
なんてことを当時考えていました。
約20年前、私が高校生の頃を思い出しても、今とは比べ物にならないほど習う人は多く、競書誌は名前でパンパンに埋まっていました。
どこの団体もそうだったと聞きます。
少子高齢化もあって、ここ10年20年で驚くほど人が少なくなりました。
どこかの団体に集約されたから減った、という過疎過密の話ではありません。
満遍なく減っています。
廃業したり吸収合併したり、そういう書写書道団体もあります。
これからどうしていけばいいのか。
教える教えない以前の話で、まずは興味関心を持ってもらわなくてはいけないのだけど、そこが一番難しい。
個人がそれぞれ動いてどうにかなる案件ではなさそうです。