早速2月号の作品が届きました。
先月かなり書き込んだそうで…
成果が字に表れていますね
通信では、教室のように私が書いているところをお見せ出来ないので、出来るだけ細かく朱を入れるようにしています。
(この方は朱を入れなくても良いほどの出来栄えだったのですけどね)
さて、昨日の続きです。
お子さんが字を習う具体的な利点について、です。
①整った美しい文字が書けるようになる。
…これは利点というより前提です。
字は、鉄棒の逆上がりや自転車の練習のように、突然いきなり上手く出来るようになるものではありません。
でも、子供は頭も手も素直なので、大人になってから習うより上達のスピードは速いです。(もちろん個人差はありますよ)
②集中力がつく
基本的に字を習う時は、まずはお手本の真似をします。
「学ぶ」は「真似る」という言葉が転じたものと言われていますが、真似ることはとても難しいものです。
私は毛筆も硬筆も、書く前にお手本をじっくり観察・分析させます。
点画の位置関係、長さ、割合…
文字の構成は数学と似ています。
少し話が逸れましたが、観察・分析した後に、書かせるようにしています。
100%手本の真似をしようとするとき、とてつもない集中力が必要となります。
大人の方でもペン字を一枚書いたらグッタリすると思います(私もそうです)
集中して休む、そしてまた集中。
それを繰り返して書いていきます。
ずっと集中し続ける必要はないのです。
緩急が大切。
そうして培った集中力は習字以外でも発揮されていきます。
③礼儀作法が身につく
残念ながらこれは教室の先生によって差があります。
私は「書道」とは字の練習(鍛錬)をすることで精神を磨くものだと考えています。
いくら綺麗な字が書けたとしても、道具を乱雑に扱う、紙を無駄に使う、きちんとご挨拶も出来ない、それでは意味がないのです。
そういうお子さんは、ぱっと見で字が上手だとしても、やはりそういう良くないところが字に表れているものです。
「字は体を表す」
と表現する方もいらっしゃいますが、まさにその通り。
性格は字に表れます。
(ちなみに私の特技は、字から性格を読むことです)
分かる人には分かってしまうものなのですよ。
物を大切に扱う人は、やはり字も丁寧です。
逆に物を乱雑に扱う人は、字も書きなぐるように書く人が多いです。
字を変えれば、不思議なことに性格も変わります。
人として基本的な礼儀作法を身につけることも、美しく整った字を書くことに重要な要素なのです。
長くなりましたので、今日はこの辺で
お子さん向けのお習字教室を開いておりますが、大人の方向けのペン字や毛筆のコースもございます。
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