記憶が鮮明なうちに帝王切開の記録を。


手術室に入ると、たくさんのスタッフの方が手際よく準備を進めていき、私にも細かく声をかけてくれ、安心しました。手術室にはミスチルがかかっていて、ミスチル好きなので嬉しかった。


左向きで背中を丸めて麻酔の注射が終わると、下半身がホカホカしてきて下になっていた左足から痺れてきて、胸辺りまでひろがっていきました。ぼーっとして眠気が出てきて、話しをするのが億劫で何をされているか気にならない感じになりましたが、麻酔科の先生によると、眠くなる薬は使っていないけど、下半身麻酔でも眠くなる人はいて、特に高齢者は寝てしまう人も多いそうです。耳が詰まるような感じ、吐き気が2回ありましたが、横にいてくれる麻酔科の先生に伝えるとすぐに薬を入れて対処してくれ、すぐ改善しました。速効性に感動。


眠くて緊張感もなくなり、手術開始もどうでもよく、赤ちゃんが出るときの引っ張られる感覚や押される感じも揺れている気はしましたが、全く気にならなず、ひとまず泣き声が聞こえて安心はしたけど、相変わらずぼーっとしていました。


回りの先生たちが、いろいろ雑談しているのが聞こえてきてちょっと驚きましたが、それだけ何も問題ない順調な手術だったんだなーと思います。


途中で最初いなかった新生児科の先生が入ってきて、「赤ちゃん少し苦しそうなので、上で経過を見ていきますね」と言われましたが、元気な泣き声を聞いたことと、ぼーっとしていたせいなのか、あまり心配にはなりませんでした。


赤ちゃんが先に出ていき、私はさらに1時間くらいかかり、私は姑に頼んでいる上の子の世話に夫が早く帰ったほうがよいことが気になって、すごく長く感じました。


手術自体は心地よい眠気に包まれていた感じで、先生や看護師さんも細やかな気遣いをして下さり、陣痛がなくて赤ちゃんが生まれてくれて幸せ~とすら感じてしまいましたが、帝王切開の痛みとの戦いは全てこの後でした…