週末に次女につきあってBOOKOFFに行ったのだけど、ふと見つけた原田ハマの「サロメ」という本を買ってみました。

 

 

原田マハは、以前ブログつながりでご紹介いただいた印象派の画家を取り上げた本を読んで以来気に入って、何冊か読んでいるのです。(↓こちら)

 

 

この「ジヴェルニーの食卓」は、モネと、マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌに関する短編小説で、とっても面白かったの。

 

歴史上の人物がどんな人生を送っていたのかとか想像するのはとっても楽しい。

 

 

それでですね、一つ前の映画の記事を書きながら、 New Year’s Eve の出演者を調べていて、どこかで見たことがある気がするけれど、あまり名前を聞いたことのないジョシュ・デュアメルが気になっていたの。

 

この人。

 

 

他にどんな映画に出てたのかな、と調べてみたらファーギーと結婚していた人で、映画はトランスフォーマーとか、私が見ない種類のものが多い。見たことがあるような気がしたのは気のせいだったのかも。でも出演作のひとつ「ドリアン・グレイの肖像」が気になった。

 

「ドリアン・グレイの肖像」ってなんだっけ…そうだ、オスカー・ワイルドの奇妙な小説だ。

 

それで今度はオスカー・ワイルドが気になってきた。この人色々気になるよね。

 

 

オスカー・ワイルドといえば、あのツバメが王子の銅像からあれこれ持っていく童話「幸せな王子」の作者として知られているけれど、それとは全く違う。本当に同じ作者が書いたの?っていうくらい違う。本もだいぶ奇妙だったけど、映画で見るのは怖そうだな…

 

そして「サロメ」という作品(戯曲)を書いている。これは、聖書の中の有名なヘロデ王の話が題材になっている。ヘロデ王の再婚相手ヘロデアが、自分と王の再婚を非難した理由で投獄されていたバプテスマのヨハネを殺したくて、娘を使って「ヨハネの首が欲しい」と言わせた場面。すごく端折ってますけど、マタイ14章、マルコ6章に出てきます。


このテーマを題材とした芸術作品も色々とあって、西洋美術は聖書の知識無くして見られません。


それで、モローの絵とか、オスカー・ワイルドのサロメに掲載されていたビアズリーの挿絵とかを見ていたのです。


そうしたら、そのビアズリーの挿絵が原田マハの本の表紙に使われているのだもの。つい目に入りますよねー。


読み始めたばかりですが、きっと面白いでしょう。


いつもこんな感じで気になることがあると時間を忘れて耽ってしまうのです。


私のオタク気質がバレるだけの、どうでもいい内容ですね…チュー


 でも、皆さんはどういう経緯で読む本を選んだり見つけたりしているのでしょう。なかなか読みたい本に出会えないので、こうやって一冊に出会えると、とても不思議な縁を感じてしまいます。