広島に行く機会はなかなかないので、せめて美味しいものを食べて帰りたい。
とはいえ牡蠣はシーズンではないし、広島焼きは別にいいかな・・・と。
そんな私にご紹介頂いたのがイタリアンのDIRETTOでした。中部地方で唯一のペルシュウ取扱店。
パルマハム職人として活躍していた多田さんが同じ製法で岐阜で作るペルシュウは、そんじょそこらの国産生ハムとは違います。
多田さんは自分が納得したお店じゃないとペルシュウを卸しません。そんな傲慢でやっていけるのか笑、と思うけれど、言い換えればペルシュウ取扱店のシェフは間違いがない。
というわけでワクワクしながら行ってきました。
カウンター8席のみの、バールのような店内です。
豪雨の影響で配達がストップしているとのことで、この日はペルシュウ始め色々入荷が遅れているようでした。
水牛のモッツァレラとトマト。
オリーブオイルと塩をかけただけなのに、美味しい。
夏らしくさわやかなレモンのパスタ。
パスタは太めで食べごたえがあります。
たっぷりのバターにレモンの皮、レモン半分そのままま、パルミジャーノ・レッジャーノ。
潔いシンプルさ。
近江八幡のお肉があったので頂きました。
でも「近江牛」じゃなかったな…なんだか忘れてしまいましたが、とにかく美味しかった。
付け合わせのお野菜のグリルは別皿でした。
素材の良さを生かして、最低限の手を加える。
美味しくないわけがないのだけれど、ここまで潔いのは心底気持ちが良い。
価格帯は決してお安くはなく、都内と変わらないけれど、最近は県外のお客さんも多いそうです。真面目なシェフのお人柄や、完成度の高いお料理に、また来たくなるのは当然のような気がします。
今はなき目黒の名店メッシタに通じるものを感じます。