パリ2日目は雨模様
でも降ったり止んだりで、前日に比べると気温もずっと低く過ごしやすい。

月曜日だから、美術館はほとんど休館なんだけど、ルーブルとオランジュリーは開いているというので早速オランジュリー(Musée de l'Orangerie)に行くことに。

10年前初めてオランジュリーを訪れたときは、壁一面に描かれたモネの睡蓮に見とれた思い出の場所。
その後、長ーい改装期間に入ってしまっていて、なかなか行けずにいたのだけど、ようやく昨年再開した。

友人がネットで時間を調べてくれたところ、9:15から15:15までという半端な開館時間。

へんなの~、と思いつつ到着するとがらーん・・・



あれ、誰もいないよ?

案内板を見ると一般公開は12:30からとなっている。
ネットの案内はなんだったんだろう・・・

こうなっては予定を変更するしかない。
とにかく、昨日乗りそびれたバトー・ムッシュ(Bateaux-Mouches) に先に乗ろう。

バトー・ムッシュはセーヌ川遊覧船。


パリの風景はとってもきれいで、川から見るのもまた楽しいから、時々乗りたくなります。
ご主人様は乗ったことがないと言うし、気候も良いので今日はチャンス。
昨日だったらきっと暑すぎて堪能できなかたでしょう・・・

パリ西側のアルマ橋を出航して、前日行ったアラブ研究所の先まで行き、折り返してエッフェル塔まで行きます。

川からみるパリの町並みは本当に美しくて、なぜ全ての建物がこんなにも調和しているのかとても不思議。


シテ島のノートルダム寺院もこんなに良く見えるし、自由の女神だって!
NYの自由の女神よりもずっとサイズは小さいんですよ~。


そしてエッフェル塔だって、こんなにきれいに見られるんです!

こんなに美しい街に住めるってなんて素敵なことだろう!
と羨ましくなります

これに比べると、東京はゴミ箱をひっくり返したように色も高さも区画もめちゃくちゃ・・・

途中、雨に降られたりしたけれど、涼しくてとても快適な船の旅でした

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船から下りるともう2時過ぎ。
オルセー美術館の横のLa Fregateというブラッセリーでランチをしました。


少し前に読んだ本の中で紹介されていたお店で、珍しくブランケット・ド・ヴォー(Blanquette de Veau) が常に食べられる、なかなか美味しい店というので、興味があったのです。もちろんこれをオーダーしました。


このお料理は仔牛ををクリームソースで煮込んだ物で、絶妙の調理加減が美味しかったです

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さて、オランジュリーにリベンジです。
素敵なテュイルリー庭園をとおって、ドキドキしながらオランジュリーの入り口へ・・・



先程とはうってかわって、長蛇の列です。
やっぱりそうよね、これが普通よね・・・

でもそんなに長時間待つことなく、入場することが出来ました。
改装後の睡蓮の間はこんなかんじです!





ずーっと見ていても飽きないんですよねえ・・・
ああ、一日中座っていたい。
もしくは、ジヴェルニーに行ってしまおうか?!
というくらい素敵なんです。
ため息が出ちゃいますね・・・。

自然光を取り入れるため、6年もかけた改装の全容はここ に詳しく書かれています。

ここはモネの睡蓮の印象しかなかったのですが、実は地下に「ジャン・ヴァルテールとポール・ギヨーム・コレクション」というのがあって、数多くのルノワールをはじめとする印象派以降の作品が多く展示されているのでした!

中学校の美術の授業でふれあって以来のルノワール・ファンなので、なんだかとても幸せな気分になりました