今日はちょっとまじめに
産婦人科診療ガイドライン産科編2020が出ました。
気になっていた CQ010 妊娠前の体格や妊娠中の体重増加量については?
今回のガイドラインで、産婦人科学会が1997年に提唱した妊娠中体重増加量の指標が省かれています。
その背景にScience(あのNatureとScienceのScience)の記事があると指摘している人がいたので、
実際に記事を見てみました。
1ページの記事なので、すぐ読めます!
書誌情報:Dannis Normile. Staying slim during pregnancy carries a price. Science. 2018 Aug 3;361(6401):440.
doi: 10.1126/science.361.6401.440. Epub 2018 Aug 2.
影が・・・ まだ写真上手くない
タイトルを訳すと 「妊娠中に痩せたままだと高くつく」
これまでも、研究の世界では妊娠中の体重増加不良による子どもへの悪影響が知られていました。
加えてこの記事は、実際に最近の若者の身長が20年前よりも低くなっている
と日本のデータを紹介しています。
妊娠中の体重増加をどうするか というのは、妊婦さんにとっても助産師にとっても
永遠のテーマだと思います。
↑ 私のこだわりかも。みんなも意見を聞かせてください。
蛇足: たまに良い雑誌に、同じような日本人妊婦の痩せすぎ問題が掲載されています。
いつも記事なのが難点:論文ではなくて記事だからエビデンス的には???だけれど、
引用文献に“Science”って書きたい!抗い難い魔の魅力