シャッガイからの昆虫(シャン)

文字通りシャッガイという土地に棲む昆虫です。
シャンの容姿は一見ハチかハエのようですが、体の大きさは中型の鳥程度あり、
触手の生えた10本の脚、触覚の垂れ下がった3つの口、半円形の長い羽根と三角の鱗で覆われ
ものすごいスピードで飛び回ります。

この昆虫はエサを食べる事が無く、完全な光合成が出来ます。
ですからシャンが獲物を捕らえるのは食べるためでは無く、
奴隷などを無残な慰みものにするためということです。

シャンは元々シャッガイにある灰色で球形の建物に棲んでいましたが、
シャッガイが破壊され消え去った後に、彼らが信仰するアザトースと共にテレポートし、
わずかなものだけが生き残ることが出来ました。

そしてザイクロトル、スーゴン、リーギクスを流浪した後に、中世の地球にやってきたのです。
彼らが流浪を止めたのは地球を気に入ったという理由では無いらしく、
シャンが降り立ったセヴァン渓谷の大気の中に、
テレポートを阻害する成分が含まれていたためだと言われています。

地球でのアザトースの信仰は、
シャンが人間と交流を持つようになったことにも大きな原因があります。
シャンは彼らが人間の脳と物理的に融合できることを知り、
宿主となる人間の精神を操作し、アザトース信仰のカルトを作り上げようとしました。

しかしこの野望は、有名な魔女狩りのマシュー・ホプキンスにより撃ち破られ、
このカルトは壊滅しています。

ちなみにエジプトのピラミッド建設には、
これらよりも先に地球を訪れていたシャンが関与しているという説もあるということです。



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