さてさて、今回の感想は「物呪~モノロイ~」。
昨年度に放映されたものですが、TSUTAYAでDVDを発見したので、借りてしまいました。
熊のぬいぐるみ、お札、出土したかんざしという3つの物にまつわる怖い話の番組です。
ストーリーテラーは成宮寛貴。彼は軽い役とかチャラい感じの役とかが中心なのかな、と思ってたけど、重々しく語る怪談の説明もしっかりこなせていて凄いなぁ、と思いました。
「ヤンキーくんとメガネちゃん」での品川役も本来持っているキャラクターを生かしてのハマり役だなぁ、とは思いますが、こちらもこちらでなかなかです。
熊のぬいぐるみを使った降霊術を描いた「一人かくれんぼ」。住人の入れ替わりが激しいアパートの一室に張られたお札に関する「十三階段」。そして出土したかんざしにまつわる恐怖の物語「おいらん渕」の3本。
今まで深夜帯の怪談や怖い話、ゾクッとする系は、フジテレビの「トリハダ」「放送禁止」、TBSの「怪談新耳袋」などがありましたが、遂に「民放怪談戦争」(僕が勝手に命名)に日テレも参入か!と思っていたのだけれど、よくよく考えたら、日テレはジャニーズJrを起用した「怖い日曜日」で怪談作りのノウハウはきっとあるんですね。スタッフさんとか関係してるかどうかはさっぱりわかりませんが。この流れにテレビ朝日やテレビ東京も乗っかってもらって、民放怪談戦争をもっと激しいものにしていただきたいなぁ、と思います。
番組のつくりとしては、フジ・TBSに比べて、表現が直接的!「トリハダ」はまさに鳥肌を立たせるべくゾクッとさせる怖い話だったり、また現代の中にある恐怖を描いたりします。「放送禁止」は最後に全てがつながるような作りだし、「新耳」はおっ!と怖いのもあるけれど、不思議なのやゾクッ系が巧い具合に混ざっていたりします。そんな中、「物呪」は、幽霊的な怖い顔をぐぐっと出しまくる!あるときは主人公の真後ろに、またあるときは主人公の部屋の郵便受けから、そしてまたあるときは、登場人物の首に吸い付いていたりする。あまりに直接的過ぎるから、ちょっとビックリしすぎて次見るのが怖くなる。この辺は、好きは好きだけど、もう少し抑え目にして、次見たい!っていう思いを起こさせるのもいいのかなぁ、とは思うけれど。
番組のもう一つの特徴として、ドラマパートとあわせて、それぞれの話にドキュメントパートが組み込まれているのも面白い試み。ただ、「一人かくれんぼ」に添えられたアイドルの一人かくれんぼ実体験とか、「十三怪談」の元々の話し手である島田秀平が霊能力者のもとを訪れる、っていうのはちょっとやり過ぎって言うかあざとい感じがしました。一人かくれんぼ中に激しい物音がしたりするのは、本物だったにしても、恐怖を煽られない。島田秀平が、霊能力者の除霊の申し出を、「この霊は何かを知らせて欲しいんですから。」って断るのも、少しあざとさを感じる。
その点、「おいらん渕」とあわせて放送された、地元住民へのインタビューはリアル感があってより怖くなった(この時のドラマの映像も、他2本に比べてドギツさが増した感じはあったにせよ)。ガソリンスタンドのおじさんとかが飄々と「先週も飛び降りがあったかな?」なんて語っちゃうのも、慣れてる感が巧く出てて良かったのではないかと。
「物呪」をもう一つ思ったことは「末高斗夢演技上手いなぁ。」ってことで。
彼は、駄洒落の為に実際にその駄洒落の題材になったものを大きな鞄に詰めて持っている芸風で有名ですが(「おったまげったー!」といいながら、お玉と下駄を取り出す)、お笑いオンリーかと思ってました。島田秀平の後輩役というので出てたけれど、(思い出したけど、島田秀平役の人、かなり似てて面白かった)お笑いの時の多少おちゃらけた感じの声と違って普通の声で、恐怖を感じたりするところなんか本当に怖かった。口から○○を出すシーンなんかも、目に入れたカラーコンタクトかなんかと相俟って、恐怖を感じました。wikiで調べたら、ちょこちょこ役者の仕事もなさっているようですが、こういう怪談俳優としての彼に、これからも期待してまいりたいと思います。
というわけで、以上、「物呪」の感想文でした。
それでは。
昨年度に放映されたものですが、TSUTAYAでDVDを発見したので、借りてしまいました。
熊のぬいぐるみ、お札、出土したかんざしという3つの物にまつわる怖い話の番組です。
ストーリーテラーは成宮寛貴。彼は軽い役とかチャラい感じの役とかが中心なのかな、と思ってたけど、重々しく語る怪談の説明もしっかりこなせていて凄いなぁ、と思いました。
「ヤンキーくんとメガネちゃん」での品川役も本来持っているキャラクターを生かしてのハマり役だなぁ、とは思いますが、こちらもこちらでなかなかです。
熊のぬいぐるみを使った降霊術を描いた「一人かくれんぼ」。住人の入れ替わりが激しいアパートの一室に張られたお札に関する「十三階段」。そして出土したかんざしにまつわる恐怖の物語「おいらん渕」の3本。
今まで深夜帯の怪談や怖い話、ゾクッとする系は、フジテレビの「トリハダ」「放送禁止」、TBSの「怪談新耳袋」などがありましたが、遂に「民放怪談戦争」(僕が勝手に命名)に日テレも参入か!と思っていたのだけれど、よくよく考えたら、日テレはジャニーズJrを起用した「怖い日曜日」で怪談作りのノウハウはきっとあるんですね。スタッフさんとか関係してるかどうかはさっぱりわかりませんが。この流れにテレビ朝日やテレビ東京も乗っかってもらって、民放怪談戦争をもっと激しいものにしていただきたいなぁ、と思います。
番組のつくりとしては、フジ・TBSに比べて、表現が直接的!「トリハダ」はまさに鳥肌を立たせるべくゾクッとさせる怖い話だったり、また現代の中にある恐怖を描いたりします。「放送禁止」は最後に全てがつながるような作りだし、「新耳」はおっ!と怖いのもあるけれど、不思議なのやゾクッ系が巧い具合に混ざっていたりします。そんな中、「物呪」は、幽霊的な怖い顔をぐぐっと出しまくる!あるときは主人公の真後ろに、またあるときは主人公の部屋の郵便受けから、そしてまたあるときは、登場人物の首に吸い付いていたりする。あまりに直接的過ぎるから、ちょっとビックリしすぎて次見るのが怖くなる。この辺は、好きは好きだけど、もう少し抑え目にして、次見たい!っていう思いを起こさせるのもいいのかなぁ、とは思うけれど。
番組のもう一つの特徴として、ドラマパートとあわせて、それぞれの話にドキュメントパートが組み込まれているのも面白い試み。ただ、「一人かくれんぼ」に添えられたアイドルの一人かくれんぼ実体験とか、「十三怪談」の元々の話し手である島田秀平が霊能力者のもとを訪れる、っていうのはちょっとやり過ぎって言うかあざとい感じがしました。一人かくれんぼ中に激しい物音がしたりするのは、本物だったにしても、恐怖を煽られない。島田秀平が、霊能力者の除霊の申し出を、「この霊は何かを知らせて欲しいんですから。」って断るのも、少しあざとさを感じる。
その点、「おいらん渕」とあわせて放送された、地元住民へのインタビューはリアル感があってより怖くなった(この時のドラマの映像も、他2本に比べてドギツさが増した感じはあったにせよ)。ガソリンスタンドのおじさんとかが飄々と「先週も飛び降りがあったかな?」なんて語っちゃうのも、慣れてる感が巧く出てて良かったのではないかと。
「物呪」をもう一つ思ったことは「末高斗夢演技上手いなぁ。」ってことで。
彼は、駄洒落の為に実際にその駄洒落の題材になったものを大きな鞄に詰めて持っている芸風で有名ですが(「おったまげったー!」といいながら、お玉と下駄を取り出す)、お笑いオンリーかと思ってました。島田秀平の後輩役というので出てたけれど、(思い出したけど、島田秀平役の人、かなり似てて面白かった)お笑いの時の多少おちゃらけた感じの声と違って普通の声で、恐怖を感じたりするところなんか本当に怖かった。口から○○を出すシーンなんかも、目に入れたカラーコンタクトかなんかと相俟って、恐怖を感じました。wikiで調べたら、ちょこちょこ役者の仕事もなさっているようですが、こういう怪談俳優としての彼に、これからも期待してまいりたいと思います。
というわけで、以上、「物呪」の感想文でした。
それでは。