今日体験レッスンにいったところは、
割と大きな楽器専門店系列のバイオリン教室。
受け付けに入って、お姉さんに、「体験レッスンを申し込んだ・・・です。」と
いうと、隣に座っていたロマンスグレーのおしゃれなおじいさんが、
「待ってたよ。あなたが・・・さん?どれくらい弾ける?ここへは僕の名前を見て来たのかな?」と。
見るからに、ちょっと厳しそう、というか、おしゃれな演奏家っぽいおじいさんが先生だった。
「僕もNHK交響楽団でずっと弾いてたんだよ。」と話しながら、
教室に入ると、
「じゃあ何か弾いて」と。
「いや、本当に弾けないんです。」と言うと、どこからか楽譜を持ってきて、
「じゃあここから。」とピアノを弾き始める。
体験レッスンだったけれど、容赦なく、
「もう一回」、「姿勢が悪い」、「音をちゃんと聞いて」と言葉が鋭い。
なんだか、レッスンの勢いが、昔習っていたころの雰囲気と似ていて、
練習していかなきゃ怒られる、というよりも、あきれられそう・・・と思ってしまった。
だけれど、この先生に、あきれられたくない、見捨てられたくない、と思わせる、素敵な先生だった。
ただ本当に厳しそうだったので、根性のない私は、まだ入会するか決めかねている。