安倍首相が目指すもの

安倍首相が目指すもの

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元々、安倍首相の祖父、岸信介元首相は、
韓国との関係が深い人物でした。

日韓国交回復にも、重要な役割を果たしています。

その孫である安倍首相が、韓国に対して親近感を抱くのは、
当然のことでしょう。

現在、日本と韓国は、あまり友好的な状況にはありませんが、
このような、親韓的な思想を持つ安倍首相により、
両国関係が改善されることを、期待しています。
次に、安倍総理の社会政策を、韓国と比較してみましょう。

上の行が、安倍総理の政策。
下の行が、韓国の事情です。

・頑張った人が報われる、実力主義社会。
  韓国:サムスンなどでわかるように、
     徹底的な競争社会。

・TOEFLの高得点など、外国語教育の充実
  韓国:語学は達者。4ヵ国語(例えば英・中・日・韓)を
     話す人も珍しくない。

・関税撤廃による、自由貿易。TPPの参加。
  韓国:EU-韓国自由貿易協定、米韓FTAなど
     9件46カ国と締結。中韓FTAを交渉中。

・最低限度の生活は国が保障するが、あとは、
 個人と民間と地方の裁量に任せる。
  韓国:OECD内でも、低福祉国。

・学校教育への、ボランティア活動の導入
  韓国:行政の主導により、ボランティア活動を制度化

・女性力の発揮
  韓国:女性大統領

 違うところを、探すのが難しいほどではありませんか。
さて、安倍首相の最大目標であり、自民党の党是でもある、
憲法改正について、韓国の事情を見てみましょう。


韓国は、実に9回の改憲を行なっています。
そのうち5回が、大改憲と呼ばれる、根本的改憲です。

これらはもちろん、安倍首相が言うところの、
「米国の押しつけによらない、自主憲法」です。

加えて、韓国の憲法には、「国防の義務」というのがあります。
何と、国の歴史や文化、郷土を自ら守る気概を持つよう、
憲法が定めているのです。

また、大統領は、国家の独立・領土の保全・国家の継続性と
憲法を守護する責務を担います。

いかにも、安倍首相や自民党が好みそうな、
愛国心にあふれる憲法ではありませんか。

自民党が、憲法の改正草案を作ったとき、
韓国の憲法を手本にしたことは、間違いないと思われます。
 さて、どうして安倍首相が、韓国を目指しているという
結論に至ったのでしょうか。


 まず、何と言っても韓国は、日本よりもさらに儒教文化の
影響が、色濃く残った国だということです。

 従って年長者や目上の人を敬う気風が、
社会にあふれています。


・乗物の中で、若者が老人に席を譲るのは、当たり前。
譲らないで座っていると、周囲から説教される。

・目上の人より先に、食事に箸をつけてはならない。
目の前で、煙草を吸ってはならない。
言われたことに、反論してはならない。


 これこそ、安倍首相と自民党が、日本では失われたと嘆く、
「古き良き時代」そのものではありませんか。

では、安倍首相は、単なる懐古趣味から、
このような政策を、立案したのでしょうか。

私には、そうは思えませんでした。
というのも、それではうまくゆくかどうか、
わからないからです。


日本人というのは、昔から言われていることですが、
オリジナリティーを発揮するのが、不得手です。

組織の中でも、「他が、同じことをやって、
うまくいっている」という実績がないと、
なかなか、他の人々を説得することができません。

逆に目標がはっきりしていると、そこに追いつくのは、
世界中が驚くほど上手です。


だとすると、安倍首相も、どこかの国を手本にし、
その国に追いつくためには、どうすればよいかと、
懸命に考えたのではないでしょうか。

そう思いついたのが、このブログを書く
きっかけでした。

そして、首相や自民党の政策を、色々な国と
比べてみたところ、驚くほど近い国があったのです。


それは、韓国でした。
安倍首相&自民党の政策を、こうして列挙してみますと、
次の3つに、分類されるような気がします。

1)戦後を否定するもの。
 ・憲法改正により、防衛力を強化する。
 ・福祉は、国の保障は最低限度とし、あとは個人と民間と
  地方の裁量で作り上げてもらう。
 ・自虐的な偏向教育を是正し、国に対して
  誇りを持つように、教育改革を行なう。

2)戦前~昭和の時代を懐かしみ、戻そうとするもの
 ・家族を大事にしようという心に基づく、
  家長を中心とした、大家族制度。
 ・道徳、勤勉性など、古き良き時代の日本を取り戻す。
 ・「皆が仲良く」よりも、「勉強がよくできる生徒」を
  目指す厳しい教育。

3)戦後の自民党の政策を肯定し、このまま
  続けようとするもの。

 ・自由、民主主義、法の支配、自由な競争、市場経済
 ・アメリカとの同盟強化。
 ・原子力発電の推進。
・昭和30年代には、家族の情愛や、人と人との暖かな繋がりがあった。
 お金では買えないものがあるという、大事な考え方も残っていた。

・だが、他者への思いやりや、権利だけでなく責任を担うといった、
 昔からの「よき価値観」は今や喪失した。

・もはや、家庭や学校や地域には、そういった価値観を身につけさせる
 機能はなくなっている。

・だから、国や政府が、忘れ去られた「よき価値観」を再構築する。
安倍首相に限らず、現在の自民党の政策は、
戦後、日本社会が進んできた核家族化を押しとどめ、
昔ながらの、大家族的な社会に戻そうという、
懐古的とも言えるもののようです。

・年長者を敬う、敬老精神豊かな国にする。

・家族を尊重し、家族が互いに助け合うことを規定する。

・父や母ばかりでなく、祖父や祖母と一緒になって
 子供を育てる環境を作る。

・ジェンダーフリー、シングルマザー、離婚家庭、再婚家庭、
 犬と暮らすカップルなど、どれも家族だという、
 最近の考え方は、おかしい。

・父と母がいて、子供がいる、「ごくふつうの家庭」という
 モデルを示すのが、教育の使命だ。

順不同でいきますが、
・天皇を元首とする。
・命をなげうっても、守る価値のあるものが存在する。
・領土・主権問題の積極的な主張。
・集団的自衛権を行使できるようにする。

このあたりが、国粋主義者と誤解される所以でしょうか。


でも一方では、こういうのも。
・女性の社会進出を応援する。
・TOEFLなどで高得点を取れるよう、外国語会話教育を重視する。
・学校教育へ、ボランティア活動を導入する。
・TPP参加による、関税なき自由貿易
・クールジャパンに代表される、日本の文化の積極的な輸出。
それでは、彼(彼女)らが目指す、理想の国とは、
いったいどのようなものなのでしょうか。

その著書や公約から読み取れる、
代表的な政策を、挙げてみましょう。

・憲法改正
 アメリカから押しつけられた、自主憲法を制定する。

・国防
 国民は、国や郷土を自ら守る気概を持つべきである。
 国を守るための、国防軍を創設する。