先週末の帰省で。
施設の父に面会できたびっくりびっくりびっくり
サプラーーーイズ音譜音譜音譜

「窓越し面会ならできる」と言われて「窓越しで電話で話すくらいかあせる」と思いながら妹と行く。

はじめは窓越し。
でも少し窓が開けてあって網戸。
車椅子で運ばれてきた父はだいぶ痩せて雛鳥のように白髪もぽわぽわしてて
ちょっとかわいい。
笑って手を振ってうれしそうおねがい
耳が遠いから網戸から大きい声で話す。

しばらくして職員さん。
「外に出てみますか?」。
え!!!!!直で会わせてくれるの笑い泣き

なーーーんと!

職員さんのはからいでマスクなしで写真まで爆笑

最後には父が握手する、と手を出してきた。

「いいの?あくしゅいいの??」と職員さんをちらちら見ながら良さそうなので握手。

「首都圏から来た人と濃厚接触」などコロナ禍ではありえなかったこと!!!


父も91。このまま会えないままかも汗と思ってたけど思いがけず面会→写真→握手まで笑い泣き

良かった良かった。ほんとに良かった!
父の手は以前と違って白くて皮も薄い感じで柔らかい。

「じいちゃん。ずいぶん手きれいだね。働いてない人の手だねニコニコ」と言ったら
「あんだの手はガサガサだごどね。ちゃんとクリーム塗らいよ」とあせる
→訳・あんたの手はガサガサだなあ。ちゃんとクリーム塗りなさいよ。

実家の桜。手前は梅。

この桜は私の小学校入学記念。

まだつぼみ。


↓2015年4月。同じ角度で桜満開。

2015年。この年は母が亡くなった年。

満開の桜は母が亡くなったときのことを思い出す。


実家あたりの桜はいつも4月下旬。

お彼岸に行って連休に行くのでいつも満開の桜は見られない。

でもこの年は桜の開花が特別はやくて。


桜のつぼみが開き始めた4月の雨の夜。

母は逝った。

告別式の日は桜が満開。

いつもは見られない実家の満開の桜を母は私たちに見せてくれた。

そのときの桜。


施設は外出もできない。

父は2年半前に急な入院をしてそのまま施設暮らしになったので、それから一度も家に戻れていない。

母との思い出の桜、見せてあげたいな。


職員さんに聞いたら

「妹さんなら連れ出せます。都会の方から来る人と外出したらそのあと1週間は健康観察していただかないと」。

うーんキョロキョロ??

今回こうして会えたのはやっぱり「特別なはからい」であって、本来はやはりまだまだ首都圏から来る人には冷たいのだなあせるあせる