ポメ子肺水腫に。


心臓が悪いとわかって2年目の夏。ポメ子12歳半。

肺水腫前のポメ子↓


僧帽弁閉鎖不全症のわんこは肺水腫を繰り返して亡くなる。

高温多湿な夏を乗り切れるかが勝負、と毎日気温と湿度と呼吸数に気を使っていた。


夏前はのびーっとしたときや寝起きのときにカハッカハッという短いせきが出たくらい。

梅雨明けした7月なかばくらいから湿度も上がって1日に数回せきが出るようになる。

動画を撮ろうとカメラを起動するうちに終わる程度。


8月に入るとせきの回数が多くなる。

でもごはんもよく食べるし変わりなく元気。お散歩も暑くなる前の5時半から1.3キロくらい毎朝歩いた。

「せきだけなんだよなー」と思っていた。疲れやすいということもないし。

今ふりかえると、正常時バイアスが働いて「ううん。そんなことない。こんなに元気だし」と私が信じたかったんだと思う。


安静時の呼吸数は20ならいいけど「30になったら病院に連れてきてください」と言われていた。

ときどき30近いことがあった。でもやっぱり認めたくない自分がいてだいじょうぶと思っていた。


あと2〜3日で暑さがおさまるからもう少し!と思ったその日の夜中。

ポメ子の呼吸がおかしい。

いつものカハッカハッとしたせき、というより吐くようなガーガーグエーグエーという音。

あちこちウロウロしたり床を掘ったりして落ち着かない。少しうとうとしたかと思ってもまたグエーグエー。そのうち白い泡状のものを吐くように。

夜中の2時からずっと朝までガーガーが止まらない。音を聞くだけで私まで胸が苦しくなった。

私もポメ子も一睡もせず。


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続きます。