この記事は以前アップされた記事の改訂版です。前回の記事をアップした後、送り溝の読み方が分かったため、書き直しています。


まずは、初回盤とレイトの帯の違いを見ていただこう。右の青盤、40000枚が初回盤である。この初回盤については、発売と同時に買ったわけではない。

いつ買ったのかは忘れたが、私の盤は黒かった。しかし、ネットを見ていると、青い盤があるではないか。その時に、青盤こそが初回盤であることをことを知り、迷わずオークションで手に入れたといわけである。

今回明らかになった送り溝の読み方だが、大きく分けて2つある。1つはPM(プレスマークとかプレスマンスとか呼ばれるもの)、もう1つはスタンパーを示す3桁の記号である。


早速、各盤の送り溝情報を見ていこう。今回は、Twitterでお寄せいただいた情報も合わせて掲載させていただくこととする。

※ご協力ありがとうございました。今回は私自身の読み取りミスもあり、ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

●T−WAVE 80年6月1日発売

初回青盤
<mat−mat−matさん所有盤>
MKFー1053A Aー2ー1
MKFー1053B Aー1ー11

<想也さん所有盤>
MKFー1053A Aー2ー2
MKFー1053B Aー2ー5

<cal de R所有盤>
MKFー1053A Aー3ー6
MKFー1053B Aー2ー6
PM E0


黒盤
<cal de R所有盤>
MKFー1053A Aー3ー13
MKFー1053B Aー3ー13
PM F0

まずコードの読み方はA−2−5であれば、左からAがラッカー、中央の2がマザー、右の5がスタンパーを示している。初回盤の青盤もレイトの黒盤もマトA /Aということになる。

PMはアルファベットが製造月、数字が年を表している。
アルファベットの割り当ては次のようになっている。

1月A、2月B、3月C、4月D、5月E、6月F、7月G、8月H、9月I、10月J、11月K、12月L

今回で言えば、初回盤の青盤のPMはE0、つまり80年の5月製造。発売日の前月に製造されたということになる。また、レイトの黒盤はF0、つまり80年の6月製造。発売日当月の製造である。

つまり、6月1日の発売に向けて、5月に青盤をプレスし、6月に入ると黒盤をプレスしたということになる。


やはり青盤は綺麗だなー。