ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 11月1日
プログラム
シューマン 交響曲第3番 変ホ長調 作品97≪ライン≫
交響曲第4番 二短調 作品120
アンコール無し
≪ライン≫が聴きたくて20年ぶりにドレスデン国立管弦楽団の来日公演に行きました。前回は1998年にジュセッペ・シノーポリと来た時です。その時も≪ライン≫が聴きたくて行きました。≪トリスタンとイゾルデ≫も聴きたかったので別の日も行きました。
ティーレマンの≪ライン≫は、フィルハーモニア管弦楽団を指揮したCDでも、ウィーン・フィルを演奏した裏青でも、ゆったりとしたテンポで壮大でもあり、良い演奏だと思います。ドレスデン国立管弦楽団とも、同じ様にゆったりとして、しかも自分のオーケストラでもあり、期待通りの演奏をしてくれました。≪ライン≫だけでも行った甲斐がありました。
シノーポリも、今回のティーレマンもそれぞれ素晴らしかったです。どちらも良かった。あえて言えば、個人的な好みですが、シノーポリに軍配を上げます。ただの好みの問題です。
理由は、ティーレマンは楽器の配置が第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンが対面する古典配置でした。
舞台左から1stVn、Vc、Va、2ndVnでした。この配置で各楽器やパートがよく聴こえるとの意見を聴きますが、あまりその印象がないのが個人的な感想です。シノーポリの場合は舞台に向かって1stVn、2ndVn、Vc、Vaのドイツ式の方が好きなので。各パート聴こえてバランスが良いのはドイツ式と個人的には思います。あくまでも好みの問題ですが。