秋の観光シーズンです。
松島は日本三景の一つで、今は観光客であふれています。
秋と言えばどんぐりです。
松島の中心に観覧亭があり、この建物は文禄年中に豊臣秀吉から伊達政宗が拝領した伏見桃山城の一棟です。
この場所に童謡どんぐりころころの碑があります。
どんぐりころころは松島町出身の青木存義先生が、文部省在職中の大正時代に松島での幼き日を偲び作詞しました。
1 どんぐりころころ ドンブリコ
お池にはまって さあ大変
どじょうが出て来て 今日は
坊ちゃん一緒に 遊びましょう
2 どんぐりころころ よろこんで
しばらく一緒に 遊んだがやっぱりお山が
恋しいと
泣いてはどじょうを 困らせた
実は3番があります。
どんぐりころころ 泣いてたら
仲良しこりすが とんできて
落ち葉にくるんで おんぶして
急いでお山に 連れてった
「幻の3番」は1986年、作曲家・岩河三郎氏によってつくられました。
しかし地元松島町ではドングリがかわいそうなので、子りすが山に戻したと言う歌詞を松島第5小学校で歌い継がれたと言う説があります。
碑がある観覧亭の入り口
「どんぐりころころ」の作詞家である青木存義さんによると「あえて3番をつくらなかった」ともいわれています。
その理由は「子どもたちに自分でつくってほしいという希望があったから」なのだそう。子どもたちの創造力で「どんぐりころころ」の3番を作って作ってほしかったようです。