齢を取るとだんだん歯がダメージを受ける。
ミズウオは体長1.5-2.2mの大きな口には
鋭い歯を備え、深海の他の生物を丸呑みにする。
ミズウオは900∼1500mに生息し、かつては
深海魚の研究の宝庫。ミズウオの胃からは、
丸呑みされた他の深海魚など貴重な標本が
得られた。
WEB魚類図鑑から
残念ながら最近は、ミズウオの胃の中から
ビニール袋などのプラスチック製品が
しばしば見つかっており、海洋汚染の
実態を知る上で重要な標本となる。
ミズウオは深海で生活しているが、表層水温
の下がる夜間や冬季には浅海に上がってくる
ことがある。弱った個体が浜辺に打ち上げられ
捕獲されたりした。静岡県に住んで頃、朝早く
海岸を散歩しミズウオを探したことがある。
運よく見つけたことがある。
ミズウオは消化が遅いので、カッターナイフで
お腹を割いて見ると小型の深海魚を観察できた。
ミズウオの筋肉には水分と脂肪分が多量に
含まれ、煮たり焼いたりすると水分が抜けて
肉が縮み、溶けてしまうかのようになる。
「ミズウオ」という名前の由来はここからきいる。