こんにちは!

『頑張らないで運命の人と出会う方法ドキドキ

ナビゲーターのクラゲ系女子くらげMiwa(みわ)です照れ

 

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今日は『さくらの日』だそうですよ~ルンルン

 

さくらの日にふさわしく、ポカポカ暖かい1日になりましたね桜

 

地元も桜が咲き始めているようなので、今日は仕事終わりに夜桜見物に行ってきますキラキラ

 

楽しみだなぁ~。屋台でご飯~もぐもぐハート(←やっぱり花より団子な私。。。)

 

さて、今日は久々に運命の人シリーズ。

 

さくらの季節っぽく、別れの話です~。

 

実際の季節は秋だったのですが、その日はまさに『小春日和桜』って感じだったので、

 

ポカポカの陽ざしを感じながら読んでいただけたら嬉しいです乙女のトキメキ乙女のトキメキ

 

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運命の人⑯・激痛篇―サヨナラ―

 

前回のお話

 

翌朝、早めに起きてKと駅まで歩いた。

 

今までしてたみたいに、手を繋いで、なんでもない会話をしながら。

 

この人と、もう二度と会うことがない・・・その実感は全く湧かないままだった。

 

 

 

いつも通りに、改札前まで見送ってもらった。

 

「・・・じゃぁね。」

 

「元気でね。」

 

そう言い合って、改札を抜けた。

 

いつもは、改札を抜けた後も何度も振り返っていた。

 

ずっと彼はそこにいて、笑って手を振り続けてくれていた。

 

だから、いつも別れが寂しくなかった。

 

そんな小さなことだけど、彼の愛情を感じていた。

 

 

でも今日は、振り向かない。

 

もし振り向いて、彼がまだそこにいたら、揺らいでしまいそうだった。

 

悲しくはない。でも、ほんの少し寂しい・・・。

 

そんな気持ちを振り切って、足早にちょうど来た電車に乗り込んだ。

 

 

 

彼は、どんな気持ちなんだろう。

 

私の事、本当に好きだったのかな? 幸せだったのかな?

 

結局、彼の本心って良く分からないままだったな。

 

おしゃべりな割に、大事なことはいっつも言ってくれない・・・。

 

喧嘩すると、すぐ黙っちゃうし。それが、余計寂しさを増すよなぁ。

 

4年半一緒にいても、別れってこんなにあっさりしたものなんだな。。。

 

 

・・・まぁでも、彼が前を向いているなら、それが一番いい事だ。

 

一生、彼の幸せを願って生きよう。

 

私が彼を沢山傷つけてしまった分、沢山幸せになって欲しい。

 

素敵な人と結婚して、楽しい家庭を築いて、勉強も頑張って、いい獣医さんになってね。

 

 

朝陽が差し込む車内で、ぼんやりとそんなことを考えていた。

 

ポカポカと暖かくて、良い一日になりそうな予感がした。

 

「よし、私も前に進もう!!」

 

そう腹に決めて、昨日喧嘩した姉の待つ店へと直行した。