2007年1月30日

こんにちは、キャルママです。

昔のブログを読んでいたら、

こんな記事を見つけました。

2007年父が亡くなった年です。

『父親が突然の心筋梗塞の発作で倒れてから１０日あまり。

今日もお医者様に、

「絶望的な状況です。

　脳死ではありませんが、植物状態です。」

と言われて、家へ帰ってヘコンデおりました。

そこへ、母親からの電話。

父親が奇跡的に意識を取り戻したって言うんです。

え？　うそ？

私を見送った後、病室へ帰って父親に声をかけると、

今まで無反応だった父親が、「う・・」と返事を返したとか。

「お父さん、意識が戻ったんだぁ！！

　良かった、良かった・・・」　って、大喜びして、

しばらく話しかけていると、

父親が、「もういいから帰れ」ってふうにしきりに手を振るそうです。

「じゃーみんなに知らせないといけないから帰るね。」

ってコートを着ようとしたら・・・・コートがない！！

アレっと思って周りをよく見るとなんか違う。

なんと、隣の病室だったのよ。

「あ、すみません！」って真っ赤になって飛び出して、

お父さんの病室に帰ったら、

お父さんがやっぱり無表情で宙を見つめていたの。

ハハハッ、私ってホントそそっかしいんだから。

あのおじさん、帰れ帰れじゃなくて、

オレは違う違うって、必死で手を振ってたんだ・・・・・

そうやって笑いながら話していた母親は、

電話口でポロポロと涙を流していました。』