
【reproduction】
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現在作業中の塗装の内容は私が乗っていたスーパープロフェッショナルと同じ塗装との事。
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キチンと組み立ての際の内容をお聞きしてから挑みました。
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皆様からお褒めいただいている、ラップペイントとは、黒の上にシルバーで柄を付けて下が透けるキャンディ塗料で仕上げます。
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ラップペイントを何年も施してきて、最初はコントロールできないのでは?と思っていた柄は決して同じものは存在しないと。
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しかし、何年もラップペイントを研究(大袈裟w)する度に、その
ラップ柄をコントロールできるようになったらどうだろう?と思えてきました。
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ラップ柄は実は1発勝負であり、その柄が気に入らなければ全て削り直し最初の黒から始める事になります。
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大まかに説明すれば、黒とシルバーの比率で柄の見え方が変わってきます。
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あと、自身で編み出したのはシルバーの塗料の粘度を下げてレイヤーを作り出すという事です。
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何が幸せかと言われたら、自身が大切にしていたペイントのデザインを再現してもらいたいという事。
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私だけで無く息子もカッコいいと思っていたので、それだけで無く実際に施して欲しいとご依頼が。
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同じフレーム、同じサイズ…う〜んこれでは丸被りになってしまう…
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せめてフレームさえ違えば…私と同じでも構わなかったのですが…
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私は物を売るという仕事、物を作るという仕事、この二つを担っているのでご依頼があれば私の塗装などまた塗り直せば良いと思えるのは、まだまだやりたいペイントがあり、塗り直す事はまた新たな自分に出会えるチャンスでもあります。
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生きていく上で、面倒だなぁと思える事は多々あります。
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でも、その面倒を面倒では無くチャンスだと思えたらどうだろう?
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お陰様で私の塗り直したフレームは私の意図するところ、そしてそれによって舞い込んできたオーダーがあった事は私にとってもお客様にとっても嬉しい結果となりました。
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勝手な思い込みかもしれないが、そうやって50年もこれからも想いながら生きてきたのでそうそう間違いでは無いと想うのですが、人と人との出会いや自身が遭遇する物語とは、必ず今の自分に必要であり、そして次の物語を紡ぐ機会だと思ってます。
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話は冒頭に戻りますが、今回のラップ柄はこの車両が黒の部品を基調に組まれると聞いていたので、私の時とは逆に黒の柄を減らして赤の占有率を多くしました。
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ほらね?また自分の意図する事を実現しまた一つ私の中で思い出に残る作業となり、これからも全体のバランスを考えながら色を塗るというとても大切な作業へプラスになりました。
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ただ再現するだけで無く、キチンとした意図を持って挑む事。
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世の中の仕事の中では毎日同じ作業の繰り返しもありますよね、私も経験があります。
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飽きもせず日流れてくる部品を加工して組み立てるだけの作業でも、ちょっと足の踏ん張り方を変えてみよう、腰が痛くならないようにするためには?ここで体の向きを少し変えたら?などなど同じ作業の繰り返しでも作業する側が意図を持ち、毎日を楽しめたら…
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毎日を再現するだけじゃないんじゃ無いかな。
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毎日同じ日なんて存在しない。
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もしそう思ってるのなら自分がそう仕向けているだけだと思います。
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当たり前じゃ無い毎日を。
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飽きないとは商いの基本だと教えてくれた大先輩に感謝です。
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