私は生粋のお爺ちゃんっ子である
お爺ちゃんは、一人っ子で大事に育てられた為
とてつもなく我儘かつ自由な男であった
それ故
親類縁者はこぞって祖母派であったが
私は、背が高く気前の良いモテモテのお爺ちゃんが大好きであった
稀有な祖父派の私をお爺ちゃんはとても可愛がってくれ
大人になってからも毎年お誕生日プレゼントを貰っていた
←そこかっ
が、しかし
今から11年前
私のお誕生日プレゼントは突然終了した
大好きだったお爺ちゃんが亡くなり
唯一の祖父派である私は
お葬式で息が上手に出来なくなる程泣き
出席者にどん引きされ、実の姉に大笑いされたという黒歴史を刻む程、激しく落ち込んだ
←相当レベル
そしてもう一人
私と同じように落ち込んでいたのが
第一党党首であるお婆ちゃんだった
お婆ちゃんは、お爺ちゃんと二人で暮らしていた為
ぽっかりと空いた空間を埋められず
元気もなく、ただただぼんやりとしていた
誰もがこのまま落ち込んでいるものだと思っていたが
彼女はあっと言う間に立ち直ったのだ
彼女が心の隙間を埋めたのは他でもない
勿論私でもない
嵐である
因みに
彼女には5人の子供がおり、12人の孫がいる
（ひ孫は現在１７人）
東大卒から中卒まで
五人の子持ちから行き遅れまでと幅広いラインナップであるが
あいにく顔立ちはどれもこれもイマイチであった
近くの孫より遠くの嵐
イマイチな顔の孫よりいけてる嵐
現実なんてそんなものである
そんな面食いの彼女が
この度新聞に掲載された
事件を起こしたわけではない
百歳のお祝いだ
実際には来年の２月で１００歳なのでフライングである
記事にはこう書いてある
『アイドルグループの嵐が好きで、それが元気の秘訣』と明かした
明かされなくても１１年前から知っていたが、活字になると心に沁みるものである
人間１００年もしていると、楽しい事と同じくらい辛い事も多い
特に大切な人を見送ると言うのは何度経験しても
慣れる事はないし、慣れたくもない
伴侶に先立たれ、妹も先に逝かれ、自分を見送ってくれるものだと信じていた一人息子にまで先に逝かれた
そんな時
同じように悲しんでくれる人も必要だが、悲しみに共感し続けていては、そこから抜け出すことは困難である
全く関係ない、全く事情を知らない、そんなものに救われる事がある
彼女にとってはそれが嵐であった
嵐が居てくれて本当に良かった
おかげ様で、彼女は今の所とても元気である
腰が曲がる事もなく
杖要らずで一人で歩いて何処へでも行けるし、揚げものだろうがお肉だろうが何でも食べる
よって
もうしばらく生き続けると予測されれる
と言う事で
解散したり、脱退したり、引退したり、退所したりとジャニさんとこは何だか荒れておりますが
嵐の皆様におかれましては、
せめておばあちゃんが生きてる間は、このまま５人で仲良く活躍して頂く事を切に願う所存でございます
そして
私が生きている間に、一清がもう一度ブレイクする事も切に願う方向でお願いします←the便乗
何はともかく
おばあちゃん、おめでとう
大好き
おじいちゃんの次に←揺るがない祖父派