リアルファーの行く末 | LOTUSのブログ

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数年前に相方の叔母から譲り受けたファーのコート。
ちょっとヨーロッパで着るにはリスクが高すぎるので、ebayで売ろうとしたら、相方からストップがえっ

今では魚を食べるようになった相方だが、
数年前までは完全なるベジ。
元々音楽畑の人間なので、極度の動物愛護の知り合いも数人。。。

要は、ネット上でリアルファーを売るってことは、
どんな仕打ちも覚悟の上だということガーン
動物愛護というと日本では心優しい人達のイメージだが、
少なくともイギリスでは全く違うこともある。
かなり凶暴な動物愛護団体があって、彼らは人よりも動物愛護なわけだ。

組織として確立しているので、ITに長けているメンバーもいるらしい。
なので、ネット上でリアルファーを売ってるのを見つけたら住所を突きとめるくらいは、朝飯前。
まぁ、ブログのipアドレスくらいならアナログな私でさえ検索できるんだから当たり前といえば、そうだけど。

道端で、ファー着ててブリーチかけられるとかは
自業自得という発想だろう。。。

が、70’s、80’sに生産されたファーのコート。
実際に命をいただいて服にしたのだから、
ぼろぼろに着れなくなるまで、全うして欲しいというのが私の考えなんだけど、そんな理屈は彼らには通用しないらしい。
これは、日本人のもったいない思想なのかもしれない。

10年くらい前、友人がカムデンの古着屋でラビットファーのコートを購入した時に、売っといてなんだけど動物愛護団体には気をつけてねビックリマークと念を押されたらしい。

現にチャリティーショップも、リアルファーはほとんど受け付けていない。
数十年前に製品化されたものでさえ、リサイクリングもできないのかと思うと、逆にもったいないと思うが。

数ポンドの売り上げのために、凶暴な動物愛護団体を相手にするリクスを考えたら、廃棄処分が妥当なんだろう。
実際、私が過去にボランティアしていたチャリティーショップもリアルファーは店頭に出さなかった。古布として、リサイクリングに回すか、廃棄処分にしていた。

行動派な彼らは、過去にミンクの養殖所に侵入して、
ミンクを逃がしたりしていたらしい。
が、その放たれたミンクがイギリスの自然に生きていた
小動物を食い荒らしたりと問題は絶えない。
ミンクは、かなり凶暴な生き物らしい。

ミンクを養殖する=需要がある。
この根本的な悪がなければ、ミンクは養殖されなかったのだから、イギリスの自然界に存在する小動物は殺されなくてすんだのだ。というのが、彼らの思想でもある。

そう言われれば、正論なのだろうが。。。
なんとも果てしない議論だと思う。

個人的には、今から生産されるものを阻止することには大賛成だが、すでに製品化されたものを無駄にするのは命を無駄にするのと同じだと思う。
ある意味、仏教的な考えなのかもしれないが、
日本人的な考えなのかなとも思う。
極論、リサイクリングだと受け入れてはもらえないものかと願いたいけど、難しいのかねぇしょぼん