最初にレコードに針を落とした時の衝撃は今でも覚えています。 初めて聴いたのは高校一年のとき、友達のA君から借りた「勝手にしやがれ」でした。 すでに中学の頃「スターリン」を聴いてパンクには出会っていたのですが、それでも「ホリディ・イン・ザ・サン」の強烈なイントロに打ちのめされました。 なにより「ジョニー・ロットン」の声! 今でもパンク・ムーブメントは、時には叫ぶように、時には吐き捨てるように歌うあのヴォーカルの色気なくして成立しなかったのじゃないか、とさえ思います。 最初は雑誌の写真で、後に映画「グレイト・ロックン・ロール・スウィンドル」で観た「ジョニー・ロットン」の狂気と怒りを含んだ眼光にも圧倒されました。 その壮絶極まる生涯を含め「パンク」=「シド・ヴィシャス」という図式が一般的なんでしょうけど、僕にとっては「パンク」=「ジョニー・ロットン」でした。 「ジョニー」は安全ピンつけたガーゼシャツ、「シド」は、首には「ナンシー・スパンゲン」にかけられた錠前付きのチェーン、上半身裸で腰まで下げたベースを弾かずに突っ立ってる画がそれぞれカッコ良かったのですが、「シド」の映画「グレイト・ロックン・ロール・スウィンドル」でのハーケンクロイツの刺繍がある白ブリーフ姿にはショック受けました・・・w 部活の先輩のライブ(なんだったか・・・シュガー・ベイブみたいなのでしたw)を観に行った時、・・・当時日常茶飯事だったのかなぁw・・・パンクスが乱入してきました。 モヒカンに鋲付き革ジャンのハード・コアな人らで結局演奏することになり、取り巻きの女の子達とかいて、ライブ初体験だった僕は「おお!コレがグルーピーか!」と大喜びしたんですが、その子等が「じょに~!」とか叫ぶのを聞いて「じょにーって! またベタな名前を・・w」と少しブルーになりました。 そして演奏したのが「アナーキー・イン・ザUK」だったのがダブルで・・・w ちなみに「じょにー」さん、飲みかけのジュース(!)を客席に投げてかかった女の子に凄い睨まれてましたっけw そして先輩からは「ごめんね・・・でも生モヒ見れたでしょ♪」と謝られたのですが、僕的には「いやぁ、美味しいもん観たな!」と大満足でしたw 帰りがけに中学の時の友達K・T君に会って「今日先輩のライブ観に行ったらカチコミあってさ・・・」と話すとK・T君はニヤリと笑って持っていたレンタル・レコード屋の袋を開けると、中には「勝手にしやがれ」が・・・w そんな時代でしたw ジョニー・ロットンピストルズ電撃脱退後、P・I・L =パブリック・イメージ・リミテッドを結成、ジョニーがいなくなったピストルズシドのキャラだけでは弱いと見たのかロニー・ビッグスとかいうオッサン(英国史にいわゆる大列車強盗として名を残す犯罪者で国外逃亡して南米に潜伏中だったと思います・・・実はこの人大列車強盗といっても見張り役だったとか・・・w)に歌わせたり(「グレイト・ロックンロール・スウィンドル」)しましたが、以前のインパクトを持続することは出来なかったようです・・・。

アーティスト: The Sex Pistols
タイトル: Never Mind the Bollocks Here`s the Sex Pistols