横浜のリトル・タイランド | シャンパーニュと感性を磨く旅

横浜のリトル・タイランド

今日は映画を観に

横浜へ行ってきました。









目的地は

美しく整った

みなとみらいではなく、


ちょっと雑多でディープな

黄金町/伊勢崎町エリア。








あまり近寄らないエリアですが、

行きたい映画館が黄金町にあり

10数年ぶりに来ました。










この映画館、

まだあったんだ‼️と思って調べたら

一度閉館した後、

復活していたようです。




ジャック&ベティ




観たかった映画は

ミニシアター系で

この映画館でのみ上映。




続 戦車闘争





ベトナム戦争終盤の

1972年に起こった

「戦車闘争」




ベトナム戦争で破損した戦車を

在日米軍基地で修理し、


その戦車を

横浜、相模原を跨ぐ公道を走らせ

再びベトナムへ輸送していた、、、




この事実を知った市民が

戦争加担への抗議として

座り込み運動を起こし、


国を揺るがす闘争に発展した

「戦車闘争」




この事件を紐解きながらを


闘争の背景や

その後のメディアの変化


現在の社会情勢をも取り上げた

ドキュメンタリー映画です。





日米安保とともに変わりゆく日本人

戦争を利用した富国策

メディアの役割、報道の在り方など


様々な角度から

問題提起しています。







本編では

戦車闘争の現場をリアルで体験した

カメラマン、新聞記者などの

メディア関係者の証言と


それを大局から解説する

専門家のインタビューを交互に交えていて


50年前と現在を行き来しているような

感覚に陥りました。






「日本は安全で平和ですよね」

たまにこの言葉を

日本人から聞くことがあります。





私はそれに

違和感を覚えることが度々あります。





なぜなら、

自分たちの平和や豊かさによって

犠牲にしているもの/されているもの、


平和と豊かさを築くまでに

先人たちが体験した

悲しく辛い過去がある、


という視点が

抜けているように感じるからです。






平和で豊かにやってることが

「すごい」だけになって


そこにありがたさはあるのかな

と思ってしまうから。






平和を貫くという大義名分の下

世界の情勢に目を伏せ


戦争の悲惨さ、

人間の残忍さに目を背け


向き合うことへ無関心を装う

日本の社会





そんなふうに

見えることがあります。






それは恐らく

ここに住む人たち1人ひとりが


自分とはどのような存在であるか、

向き合うことから離れていて


それが社会全体に

映し出されている


そのように思えてなりません。







今日はたまたま

監督の舞台挨拶がある日でした。





記念に小池監督に

サインしていただきました。





時と共に

戦争について語られることが減り


終戦記念日のこの時期は

悲しい戦争を二度と起こさないように


という

毎年お決まりの文句を

並べるだけとなっている昨今






戦争体験していない

わたしたち世代こそ

観るべき映画だなと思います。







映画の後は

横浜のリトル・タイランド

若葉町をぶらぶら。





クァーサイアムでゴハン




サワガニのような

小さな🦀の入った

パパイヤサラダ






なぜか東南アジアで出てくる

ミルクティーは

いつもくすんだオレンジ色






昔はこのエリア

暗くて鬱蒼としたイメージだったけど

だいぶ街並みが綺麗になった印象



タイの食材が充実しています。







いろいろ様変わりしている

ディープ横浜エリア






充実した1日でした‼️






素敵なお盆期間になりますように。