昨日の続き。
オーストラリアの本の値段がなぜにそんなに高いのかについて、常々疑問に思っていたので、ちょっとまじめに調べてみることにしました。
新聞の記事やネットなどにある諸説を総合すると、出版コストが高い、特に人口が2300万人弱しかいないので、規模の経済が働かない、という見方が大半を占めます。
本に消費税がかかる(海外からの輸入は免税)というのもありましたが、たかだか10%なので、他の国に比べてべらぼうに高い理由にはなりませんよねぇ。
試しに、出版業に関するオーストラリアの統計(ABS、2004年 )と日本の統計(経済産業省、2009年 )とを見比べてみました。時点と集計ベースに違いはありますが、それでも参考にはなるかと思います。
まず、オーストラリアでは年間約1億3000万冊の本が売れたのに対して、日本で11億5000万冊。日本は返品という独特のシステムがあるのでその分(返品率31%)を差し引くと約8億冊で、日本がオーストラリアの6.2倍ですが、日本の人口がオーストラリアの約5.5倍であることを考えると、実はオーストラリア人も高い値段にめげずによく本を買っていることがわかります。
出版点数は大きく違って、オーストラリアの8,602タイトルに対して、日本は88,100タイトル。うんうん、確かに日本は本の種類が圧倒的に多い。
出版業の総収入は、13億5000万ドル(約1000億円)に対して、日本は1兆円。1冊あたりにすると、10.38ドル(778円)と869円。
んー、とすると、為替変動があるにしても意外なことに卸売ベースではオーストラリアのほうが安い??統計的な問題もあると思いますが少なくとも何倍も違う、ということはなさそうです(・Θ・;)
人口が少なくて出版コストが高止まり、っていう説は実はアヤシイかも。 1タイトル当たりの売り上げ冊数は、オーストラリア(15,000冊)と日本(13,000冊)でむしろ日本のほうが少ないし。
なので、実は本に上乗せされている流通コストのほうに問題がありそうです。(っていうか、手もとにある本を見て今さら気付いたけど、オーストラリアの本にはそもそも定価の表示がありませんね。)
まあ、これも結局国土に対して人口が少なすぎることに起因しているのかもしれません・・・ う~ん、う~ん、というところでAllieの推理の限界。
どなたか詳しい事情をご存知の方がいらしたらぜひ教えてください!!
>>>早速コメントをいただいたので、明日の続編書きます~
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