「オーダースーツを仕立てるように」 日本初エディトリアルアドスタジオの美学 | 広報&IR担当のオフィシャルブログ

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みなさま、こんにちはキャ


このたび当社では、注目の高まるネイティブ広告の専門スタジオ

「エディトリアルアドスタジオ」を発足し、

「MTV JAPAN.COM」「ライフハッカー〔日本版〕」「ギズモード・ジャパン」などの 編集長を歴任した尾田和実氏をスタジオ長に迎えました。


本日は、尾田氏から

スタジオ発足の背景、国内外をとりまくネイティブ広告の状況、

そして、目指す未来とその美学について、存分に語ってもらいます! 矢印 矢印 矢印 矢印 矢印


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こんにちは。 10月1日に発足した「エディトリアルアドスタジオ」の初代スタジオ長に任命されました尾田と申します。


「エディトリアルアドスタジオ」。 業界注目、日本初のネイティブアド専門スタジオです。


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スタジオのロゴも作りました。略してEASです!


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こんな感じで、宣伝会議の「コンテンツマーケティング」特集号でインタビューも受けました。 (ちなみに入社5日目での取材でした) 「Spotlight」編集長の渡辺将基、メディアディベロップメント事業本部の湯田哲行と一緒です。 メディア界隈では話題となってます。



ところでこの「エディトリアルアド」。 まだまだ多くの方には馴染みのない呼称かもしれません。



要は、Webメディアの編集者が その“編集力”を活かして作ったスポンサードコンテンツ(記事広告)を、 サイバーエージェント流にNEXT LEVELへと昇華したネーミングになります。


サイバーエージェントは、あえてこの「エディトリアル」、 つまり編集スキルにこだわりとリスペクトをもち、 新しい広告マナーとして前面に打ち出そうとしているんです。



端的に言えば、 (広告であっても)決して譲れないぜこのエディトリアルの美学! ってわけです。



そして今このタイミングでアドスタジオを作った背景に、 ここ何年間か、Web広告の世界でバズワードとして注目されてきた 「ネイティブアド=インフィード上に表示され、記事に溶け込んだ形で、 より自然に(ネイティブ)に見える広告」が メディアのマネタイズ手法として主流化している事情があります。


というのも、すでに海外のデジタルコンシャスな大手パブリッシャーは、 このネイティブアド専門の制作スタジオやユニットを設立することが ひとつのトレンドとなっているんです。


たとえば、 ニューヨークタイムズ「T Brand Studio」、ワシントンポストの「WP Brand Studio」、 ワイアードの「Wired Brand Labo 」、ハフィントンポスト「HuffPost Partner Studio」 などが昨年から今年にかけて設立され、 スキルに長けたベテラン編集者や、有名メディアの名物記者などを大抜擢して、 ナショナルクライアントの広告を次々と獲得しています。


またワイアードに加えて、ヴォーグ、GQなど、ハイクラスな雑誌を刊行してきた 米老舗出版社コンデナストは、「23ストーリーズ」というネイティブ広告プラットフォームを導入。 「Web界における第二のコンデナスト」とも称されるVOX MEDIAも、 スポンサードポスト専属の編集チームにデザイナーや開発者も加えた 「VOX CREATIVE」を編成、その高い制作力を評価されています。


ちなみに、ワシントンポスト「WP Brand Studio」に参加した コンテンツ・ストラテジストJosh Sternbergは、 DIGIDAYというデジタルマーケティング情報に関しては1、2を争うメディア出身の記者で、 ネイティブアドに関する記事を多く執筆してきた経験から 「ネイティブアド専門スタジオは、読者の意見とクライアントの決定、 両方の要望をテーラード(適合)させるもの」と語っています。 こうしたスタジオは、たいてい通常のメディア運営を行う編集部とは別パートの制作チームを持ち、 スポンサーと一緒にコンテンツ開発していくメディア・パートナー的な取り組みも推進しているんですね。



僕自身も、前職のギズモード・ジャパンというメディアで 「スポンサード・ポストは言ってみれば吊るしの広告とは一線を画した テーラードスーツみたいなもの。 ひとつひとつ、クライアントのオーダーに応えながら仕立てる必要がある。 それでいて、通常記事と変わらず、というかその10倍面白いものを つくる心意気でなければ、読者にそっぽ向かれてしまうよ」 とハッパをかけてきました。 編集者にとっては、通常の記事をつくるよりずっとハイレベルで、 クリエイティブな仕事だと確信しています。


Webコンテンツに目の肥えた読者を満足させつつ、 きっちりと企業のメッセージや、ブランドの背景にあるストーリーを 反映させた記事を制作していく為には、 通常のメディア運営とはまた違った編集ノウハウや、 R&D(研究開発)体制がマスト。



日本においても、ネイティブアド専門の制作スタジオを作るパブリッシャーは これから数多く出てくると予想されます。 そして海外のパブリッシャーと同様、メディアと広告、 両方の分野における花形的ポジションになっていくはずです。



というわけで、 一歩先んじてサイバーエージェントが日本初のエディトリアルアドスタジオを発足したことは 大きなアドバンテージとなるでしょう。 これまで培ってきたエディトリアルのノウハウ、得意の運用力とアドテクノロジーの相乗効果を サイバーエージェント流にチューニングして、 いちはやく魅力的な商品(コンテンツ)をリリースしていく所存です。


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参照元:

「DIGIDAY〔日本版〕」

http://digiday.jp/publishers/two-thirds-of-wireds-revenue-is-digital-and-brand-content-is-why/

    

http://digiday.jp/publishers/conde-nast-digital-reality/


「The Washington Post」

https://www.washingtonpost.com/pr/wp/2014/07/09/josh-sternberg-named-content-strategist-for-wp-brand-studio/

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いかがでしたか? クリエイティブの力で新しい価値を創る「エディトリアルアドスタジオ」、どうぞご期待ください!


▼プレスリリース

タイアップ広告の企画・編集専門組織「エディトリアルアドスタジオ」を設立

https://www.cyberagent.co.jp/news/press/detail/id=11121